2024年 4月 18日 (木)

学校でのアレルギー児童対応事例集が改訂 給食時以外にも思わぬヒヤリ・ハット

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   学校でのアレルギー疾患発生やその対応に関する事例を集めた「学校のアレルギー疾患対応におけるヒヤリ・ハット・ヒント事例集」が3年ぶりに改訂され、東京都教育委員会のウェブサイト上で2017年4月25日から無償配布されている。

  • 学校以外でも参考になる事例集では
    学校以外でも参考になる事例集では
  • 学校以外でも参考になる事例集では

調理実習や理科の実験でも

   事例集にはアレルギー疾患を持つ子どもの情報共有や給食提供時の体制、緊急事態体制の整備方法といった対応方法が記載されているほか、学校生活におけるさまざまなヒヤリ・ハット事例も紹介されている。

   事例は基本的に人為的なミスや誤認によるものが多い。給食での例では、献立表には「ヨーグルト」とだけ記載されていたが実際にはキウイフルーツ入りとなっており、キウイフルーツアレルギーの児童にも配膳されてしまったというものや、アレルギー対応食の対象児童に同姓がおり、誤って対応食をセットしてしまったが給食室内での二重チェックで気付いた、などが見られる。

   また、給食時間中、児童本人から「カニのアレルギーがある」ことが担任に報告され、急きょ保護者に連絡を取ると「給食にカニが出ると思わなかった」と回答されたといった例もあった。

   給食時以外での思わぬ事例も多く、調理実習で卵アレルギー児童には代替食を用意し、卵に触る作業はしないよう注意していたが他の児童が混ぜていた卵が跳ねて、アレルギー児童の腕に付着し腕にじん麻しんがでた例や、理科で落花生を燃やす実験をしていたが落花生アレルギーがある児童本人が気付き別室で学習させたなどもある。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中