2024年 4月 20日 (土)

血液型の病気に対する抵抗力に差がある! O型最強! がん・心臓病・糖尿病に強いワケ

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   指導力のあるO型、しっかり者のA型、チャラケたB型...。かつて血液型の性格判断がはやったが、すっかり「えせ科学」扱いに。最近は、本物の科学から血液型によって病気になりやすいタイプ、なりにくいタイプがわかってきた。

   2017年11月14日に開かれた米国心臓協会学術集会でも、心臓発作を起こすリスクはO型が少なく、A型、B型、AB型が高いという研究結果が報告された。過去の研究でも、がん、認知症、糖尿病など多くの病気で「O型有利」の結果が出ている。いったい、どうしてだろうか。

  • 血液型にも病気に対する抵抗力に差が
    血液型にも病気に対する抵抗力に差が
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大気汚染で発作を起こす心臓病患者の血液型を調べると

   研究を発表したのは、米ユタ州のインターマウンテン医療センター心臓研究所のチームだ。同医療センターのプレスリリースによると、大気汚染と心臓発作の関連を調べるため、1993~2007年の14年間に同センターに通院・入院した心臓病患者のデータを使った。

   大気汚染と心臓発作の関係では、PM2.5の濃度が1立方メートルあたり25マイクログラムの汚染レベルを超えると、心臓発作のリスクが高まることがわかっている。そこで、研究チームはこの濃度を危険レベル(公害)として、危険レベルを超えた日やその数日後以内に心臓発作や胸の痛みを訴えた患者のデータから、血液型と発作リスクの関係を調べた。

   その結果、次のことがわかった。

   (1)A型、B型、AB型の人は、大気汚染が危険レベルに達した際、心臓発作や胸の痛みを訴えるリスクが、汚染レベルが低い場合に比べ、約2倍に高まる。しかし、O型の人は1.4倍にしか高まらない。

   (2)A型、B型、AB型の人は、PM2.5濃度が危険レベルを超えると、1立方メートルあたり10マイクログラム上昇するごとに、心臓発作などのリスクが25%ずつ上昇する。しかし、O型の人は10%ずつしか上昇しない。

   なぜ、血液型によって心臓発作のリスクが異なるのかは、報告の中では明らかにしていない。研究チームリーダーのベンジャミン・ホーン博士は、プレスリリースの中でこう語っている。

「危険レベルの大気汚染でもO型の人のリスクは少ないものでした。かといって、O型以外の人は、決してパニックを起こす必要はありませんが、危険性は認識しておくべきです。心臓や血管に病気がある人は、公害にさらされない室内ですごすことが大切です」
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