[着物(和服)]

平安時代の貴族の正装の下着が発展し、江戸時代に正装へ

2008/12/10 21:38
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 現在の着物は、江戸時代に正装になったもので、これは平安時代の貴族の正装の下着が次第に変化して、今日の形に発展してきたものだといわれている。

 現在日本人は、日常ほとんど洋服を着て生活しているが、和服は正装として、あるいは室内着として現在でも愛好されている。

 女性の着る和服は、キモノとして外国でもよく知られた美しい衣装である。このうち一番豪華なものは、花嫁が着る打掛けである。これは絹の布地に金銀の箔を織り込んだ金糸・銀糸で刺繍を施し、多くは花鳥の図案模様を描いたものが用いられる。

 このほか、未婚の女性と既婚の女性ではキモノの模様・色合いや袖の長さなどが異なり、正式の訪問か遊楽のためかなど外出の目的によっても、布地・模様・色合い・仕立方などが異なる。一般の女性がキモノを着るのは、正月・成人式・大学卒業パーティー・結婚式・同披露宴・葬儀などである。

 洋服が体形に合わせてつくられているのに対し、キモノは体形との相関関係がルーズであって、着付けによって体に合わせるため着方が難しい。日常洋服で生活している最近の若い女性の大部分は、自分ひとりでキモノを着ることができない。

 キモノの持つ奥床しさ、落ち着きの美しさは、染織の美しさによるということ以上に、キモノを着ることによってかもし出される雰囲気によるといわれる。

 男性がキモノを着るのは、現代では主としてくつろぎのための室内用に限られるが、正月などに自宅において客をもてなすときなどには、和服を着ることは珍しくない。和服の正装では羽織・袴をつける。

 最も軽便な室内着として、木綿地のゆかたがある。これはとくに夏期には、入浴後に着て室内の風通しのよいところで涼をとりくつろぐのには、最適の着物である。

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