日本で最も普及している室内の娯楽には、碁・将棋・麻雀などがある。
碁は361箇の目のある正方形の碁盤の上で、2人の対局者が白と黒の碁石を交互に並べて、囲み取った目の数で勝負を決めるゲームである。
上手の者が白石を持ち、黒石を持った者が先手となる。対局者の実力の差に応じて、いくつかの黒石を碁盤の目の一定の場所にあらかじめ並べておくというルールがあり、こうしてハンディキャップをつけることにより、実力に差のある者同士でも互角に戦うことができる。
碁は8世紀に中国から伝わり、初めは当時の貴族の遊びであった。13世紀ごろから次第に広まり今日におよんでいる。
将棋は2名の対局者が、81箇の区画が描かれた将棋盤の上で、交互に駒を動かして、相手の王将を早く追い詰めた方が勝ちとなるゲームである。
駒は8種類あり、それぞれが合計20枚を持ち、最初に将棋盤の所定の位置に並べる。
将棋は8世紀に中国から渡来し、次第に改良が加えられて日本将棋として発展し、相手からとった駒を自分の持ち駒として再び使用できる独特のルールが生まれ、ゲームが変化に富んだものとなった。
段位の差のある者同士の対戦では、上位者が自陣の駒の一部を落として、戦力のバランスをとることになっている。
碁・将棋の段位は実力に応じて上位に向かって初段から九段まである。さらに名人・棋聖・十段位などのタイトルがある。初段の下は1級で、2級、3級となるほど下位になる。
碁・将棋いずれの場合もプロにとっては厳しい勝負の世界であり、人間形成の場でもある。したがって昇段基準も厳しく、アマチュアとの対比では、同じ段位でも、実力の差はかなりあるようである。
麻雀は136個の牌を用いて4人で得点を争うゲームである。4人がそれぞれ13個ずつの牌を持ってゲームを開始し、牌に刻まれた記号が解からないように裏返しに並べられた残りの牌を順番に1個ずつ引き、代わりに不要の牌を1個ずつ捨てながら、手持ちの牌の組み合わせを定められた形に整えていく。最も早くその形ができ上がった者を勝ちとし、でき上がった形の種類によって得点が計算される。
日本には1920年代に、中国やアメリカからの帰国者によってつぎつぎに伝えられ、第2次世界大戦後は麻雀人口が急速に増加した。しかし、近年レクレーションの多様化にともない、麻雀人口は、ひところより減少している。
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日本―その姿と心
日鉄技術情報センター
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