[日本映画とグランプリ]

黒沢明『羅生門』のベネチア国際映画祭受賞が最初

2008/12/10 21:38
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 第2次世界大戦後、日本映画は、国際的に高い評価を受けるようになった。そのきっかけとなったのは、1951年に黒沢明の『羅生門』が、ベネチア国際映画祭でグランプリを獲得したことである。

 その後日本映画は、各地の国際映画祭で多くの賞を得ているが、そのいくつかを紹介すると、衣笠貞之助の『地獄門』が、1954年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞するとともに、ニューヨーク映画批評家賞で外国映画賞首位に輝いている。61年には新藤兼人の『裸の島』が、モスクワ国際映画祭のグランプリを獲得した。黒沢の『隠し砦の三悪人』は、59年にベルリン映画祭で銀熊賞を、『影武者』は、80年にカンヌ映画祭でグランプリを得ている。また1983年のカンヌ映画祭では、今村昌平の『楢山節考』がグランプリを得た。

 その後、ベルリン映画祭では、1986年に熊井啓の『海と毒薬』が銀熊賞、87年に、原一男の『ゆきゆきて、神軍』がカリガリ映画賞を得た。ベネチア国際映画祭では、89年に熊井の『千利休・本覚坊遺文』が銀獅子賞を、91年には竹中直人の『無能の人』が、国際映画批評家協会賞を得た。さらに、97年のカンヌ映画祭では、『うなぎ』で今村がパルムドールを受賞し、二度目のグランプリを獲得した。また、同年、ベネチア国際映画祭で、北野武の『HANA-BI』がグランプリにあたる金獅子賞を受賞した。

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