職場をギャラリーで「一般公開」 ザリガニワークスの試み

2010/3/ 1 17:04

   オフィスをそのままギャラリーに移してみたら――。そんな企画を実行したイベントが、2010年2月28日に閉幕した。東京・神宮前のポール・スミス・スペース・ギャラリーで行われた「はたらくザリガニワークス展」。16日間の会期中、どんなことが起こったのか。

訪問客との対話から「新しい企画」が生まれる

事務所の環境をそのまま再現
事務所の環境をそのまま再現

   玩具やキャラクターグッズの企画開発・デザインを行うザリガニワークスは、04年に武笠(むかさ)太郎氏と坂本嘉種氏によって設立。08年度のグッドデザイン賞を受賞した「コレジャナイロボ」や、iPhoneアプリ「自爆ボタン」をはじめとしたユニークな企画で知られる。

   今回の企画は、ギャラリーから徒歩10分ほどにある彼らの事務所をそっくり移して、訪れた人たちに仕事ぶりや生活感を見てもらおうというもの。もともと、ギャラリーに併設しているセレクトショップでコレジャナイロボを扱っており、お客さんから好評だったことから今回の企画が生まれたらしい。

   会場の壁にはスケジュール表が張られ、ミーティング用のテーブルには飲み物が置かれ、お菓子が積まれている。デスクやパソコンはもちろん、「ボツネタ」と書かれたファイルなどもそのまま持ち込まれた。

ザリガニワークスの武笠氏(左)と坂本氏
ザリガニワークスの武笠氏(左)と坂本氏

   オープニングには、アニメソング歌手の水木一郎さんや明和電機の土佐社長も来場。会期中の訪問客は300人以上と、予想を超える人出だった。武笠氏は、

「もう少し仕事ができると思ったのですが、ぜんぜん出来ませんでしたね」

と苦笑する。

   ただし、仕事上の成果はいくつもあったようだ。展示販売していた商品が売り切れになったり、備え付けの「ラクガキ帳」に他社キャラクターとのコラボ企画案が書き込まれていたり。坂本氏は、

「これまでお会いする機会のなかった方々と、毎日のように打ち合わせがありました。新しい仕事がたくさん生まれそうです」

と手ごたえを感じているようだ。会期中の2人の様子は、ブログ「『はたらくザリガニワークス展』業務日報」に記録されている。

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