2024年 4月 24日 (水)

あなたはどのタイプを選ぶ? 海外就職「3つのジョブ」

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「グローカル」に生きるか、「グローバル」を目指すか

   「グローカルジョブ」に就くリスクは、現地の景気が悪くなったときに、仕事が見つからなくなる場合があることです。ただし、景気に左右されずに必要とされる重要な職務を担えば、クビになりにくくなります。

   あるいは、複数の国でグローカルに働ける汎用的スキルを身につけることができれば、景気のよい国を渡り歩いて豊かな生活を享受できる可能性も高くなります。

   「グローカルジョブ」に就いた人は、将来はその国のスペシャリストになるのか、それともいろんな国で働ける人材になるか――。どこかのタイミングで選択する必要に迫られるかもしれません。

   3つ目の「グローバルジョブ」は、複数の国を統括する国際的な仕事です。グローバル企業がアジア地域を統括する「アジア本社」は、昔は日本に置かれることが多かったのですが、最近はもっぱらシンガポールや香港に置かれます。

   「アジア本社」の仕事は、ほとんどが英語で行われます。アジア各国を飛び回る場合も多く、体力的にハードです。世界中の優秀な人材との競争になるので、成果が出せなければすぐにクビになりますが、日本企業より遙かに高い報酬を得ることも可能です。

   アジア本社以外に、欧米企業の本社で指揮をとるグローバルジョブもありますが、そこに参画するには欧米の超一流大学を卒業するなど高い学歴と実績が必要になるため、一般の日本人には難しいかもしれません。

   このように「海外で働く」といっても様々なタイプの仕事があります。現在のスキルや将来やりたい仕事を踏まえて、どのようにキャリアをデザインするか、じっくり考えてみましょう。

※海外での仕事内容やステップアップ方法など、グローバルキャリアを考えるために必要な情報をまとめました。大石哲之さんとの共著『普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド』(東洋経済新報社)。ぜひご一読ください。
森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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