2024年 4月 18日 (木)

男同士で飲みに行ける「ウイスキーボトルバー」
接客は女性スタッフ、お酒作りの技術の高さもポイント

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   サントリーが仕掛ける新しい業態「ウイスキーボトルバー」では、どんなサービスが提供されているのか。東京・銀座の「DEN HIBIYA」に様子を見に行ってみた。

   JR有楽町のガードに沿って新橋方向に歩き、東京宝塚劇場の方向に曲がって少しのビルの地下にある。帝国ホテルタワーの真向かい、と言ったら分かりやすいだろうか。

   10人ほどが座れる大きなカウンターが2つあるこの店は、午後7時の開店から午前1時の閉店まで、女性スタッフが接客してくれる。セールスポイントは、お酒を作る技術とサービスの高さ、それと居心地のよい空間だ。

「上司が部下を連れてくる」ケースが多い

ウイスキーボトルバー「DEN HIBIYA」の女性スタッフ
ウイスキーボトルバー「DEN HIBIYA」の女性スタッフ

   早速、取材がてらハイボールを1杯作ってもらった。ここのメインボトルはサントリーの「響12年」。2013年のISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で金賞を受賞するなど国際的な評価もある、コストパフォーマンスの高いウイスキーだ。

   梅酒を貯蔵した樽などを使って熟成させており、口をつけると甘い香りが鼻を抜ける。プレミアムソーダとかちわり氷で作ったハイボールは、バランスがとてもよく、普段飲んでいるものとは一味違う。

   店員のAさんは20代後半。オープンスタッフとして1年半前ほど「DEN HIBIYA」に勤めている。ウイスキーの作り方から立ち居振る舞い、敬語など接客のマナーなどの研修を受けたということもあって、手際よくハイボールを作る姿が様になっている。

   ウイスキーは、水割りやソーダ割り、ロック、ストレートのほか、水とウイスキーを半分ずつ混ぜる「トワイスアップ」など幅広い飲み方で提供してくれる。店員スタッフの多くは、店で働くまでウイスキーを口にする機会が少なかったという。

「でも、きちんとした作り方で飲んでみると、ウイスキーの魅力が本当によく分かります。日本のウイスキーの評価は世界的にも高くなっていますが、その理由も分かるようになってきました」

   訪れるお客は、取引先の接待の2軒目というケースのほか、上司と部下数人の組み合わせも多い。仕事の打ち上げで食事をした後に、上司が「ちょっと俺のボトルが入っている店に寄って行かないか?」という雰囲気のグループが多いという。

「そんなときは、上司に羨望の眼差しが集まります。『こんなお店も知ってるんですね。自分もいつかボトルを入れられるようになりたいな』とつぶやく部下の方もいますね」

金額はすべてメニューに書かれている「明朗会計」

   とはいえ、ウイスキーボトルバーの場合、ホテルのバーや銀座のクラブほど敷居が高いわけではない。「DEN HIBIYA」のボトルキープは9000円からだが、次回から5000円の「セット料金」で自分のボトルを好きなように飲める。料金はメニューにすべて明記されており、お会計で不安になることもない。

「お店を出るときに『はい、ちょうどね』とお釣りなしで手渡してくださるお客様もいらっしゃいます。金額はすべてオープンなので、飲みながら計算されていたのでしょうね(笑)」

   お客の中には、同期や先輩・後輩と思われる30代から40代の若手ビジネスマンが2人で訪れることもある。Aさんは、お客同士で話し込んでいるときは距離を置き、話が途切れたときには世間話に加わるなど、きめ細かいサービスに気を配っている。

「そういえば、30代と60代の男性の親子のお客様がいらっしゃることがあります。男同士の話をしている親子って、素敵ですよね」

   メニューはお店によって多少異なるが、ウイスキーボトルバーの場合、軽食の提供がある店舗が多い。2軒目で小腹が空いたときでも、軽食とともにウイスキーを楽しむことができる。

   このお店のフードメニューは、『天の橋立てオイルサーディン』、ジェノベーゼ・ピッツァのほか、ソーセージ盛り合わせも人気で、ウイスキーに合った食事を楽しむことができる。

   また「DEN HIBIYA」では、炭酸入りナチュラルミネラルウォーター「ペリエ」で割ったハイボールスタイルも、口当たりが柔らかくなると人気だ。ワイングラスのような大ぶりのグラスに注ぎ、最後に「響」をスプレーで香りづけする楽しみ方もある。お客から勧められて、女性スタッフも一緒にごちそうになることもあるそうだ。

女子大生でも安心できる職場

   別の女性スタッフに声をかけると、2人は現役女子大生。普段からお店で大人の男性と話す機会が多かったので、就職活動も物怖じせず進められたそうだ。姿勢など立ち居振る舞いを学び実践したことも、働きながらいい勉強になった。

「キャバクラやガールズバーに比べると、こういうお店で働くのは安心感がありましたね。お客様からは『仕事を始めて接待の席に行くことになったら、この店で働いた経験がきっと生きるよ』と言われたこともありましたが、どうでしょうか(笑)」

   2人とも就職先はすでに決めており、お店の制服の着こなしもバッチリ。最近は丸の内でもOLの制服姿を目にすることが少なくなっていることもあり、男性客には好評だという。昼間OLをしている人もおり、安心して働ける職場になっているようだ。

   グループで来店する人の中には、若い女性が含まれることもあるが、ウイスキーボトルバーのようなスタイルであれば、特に抵抗感なく楽しめることができそうだ。

   このような新しいウイスキーの楽しみ方を味わえるお店に、いちど足を運んでみてはどうだろう。ウイスキーボトルバーは東京都内のほか、仙台と千葉、大阪と京都にあり、詳細は「WHISKY BOTTLE BARナビゲーション」で検索できる。

   サントリーによれば、ウイスキーボトルバーに共通しているのは、ウイスキーをおいしく飲める「高品質のサービス」と、すべての価格がメニューに書かれている「明朗会計」と安心感、お店独自の工夫を凝らした「居心地のよい空間」だという。

   いまなら「ウイスキーボトルバー」全店で、新規来店時に「J-CASTの記事を見た」と店舗スタッフに伝えると、1グループあたりメインボトル1本プレゼントのキャンペーンを実施中。自分の居場所となるお店をいろいろ試せるチャンスだ。

WHISKY BOTTLE BAR
少し話し足りない時、もう少し飲みたい時に、親しい仲間や大切な人を連れて行きたい、ちょっといい大人の店。
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詳しい情報は「WHISKY BOTTLE BAR NAVIGATION」からどうぞ
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