たった1年で「常識」は変わる 「SIMフリー」にみる「現状どう変えるか」の発想法

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   私は、このJ‐CAST会社ウォッチ連載で1年3か月前(2013年12月)にこんな記事を書きました。

「海外で痛感する『SIMフリー携帯』の威力 東京五輪を前に日本に『もっと便利』を」

   日本では携帯電話の料金が海外と比べて驚くほど高額である、SIMフリー便利!という記事で、日本もなんとかしてくれよという内容でした。

問題があった時に「現状を変えない理由」を考える人がいる

「SIMフリー」という言葉もすっかりお馴染みに
「SIMフリー」という言葉もすっかりお馴染みに

   実は、私はこの当時からSIMフリーのiPhoneをタイで購入して持っており、日本でも格安SIMを利用していたので日本の携帯にあまり割高感を感じていなかったのですが、まだあまり一般的に知られていないだろうと思って記事を書きました。

   今回の記事を書いている2015年の2月には、この格安SIMがすっかりメジャーになっており、値段もたたき合いで月額660円~といったようにアジアレベルまで下がってきました。

   まだ、月額契約しかできない(プリペイド契約ができない)ことや、最初に契約手数料が3000円(税別)かかることなど、不満点は多々あるのですが、2013年末時と比べて格段に便利になっていることは確かです。

   この記事についているコメントを見ると大変おもしろいことに気付きます。

   プリペイド携帯にすればいいじゃないかとか、プリペイドSIMなんか売ったら治安が・・・とかいう意見です。

   「世の中には、問題があった時に「現状をどう変えるか」を考える人と、「現状を変えない理由」を考える人がいる」ということがよくわかりますね。専用端末を買わなきゃいけない日本のプリペイド携帯なんて買う理由がありませんし、プリペイドSIM売ったら治安が悪くなる理由も私にはよく分かりません(電話番号なんてどうとでもなるし、電話出る時090か050か国際電話かを気にするような人は、そもそも詐欺に引っかからないでしょう)。シンガポールや台湾みたいに、SIMを買う時に身分証明書を提出させて登録することも可能ですし。

あとは、プリペイドSIM

   今問題になっている、「クロネコメール便」の廃止問題のように、現状のルールが非合理的だと気付いた時に「だったら変えよう」となるか「変えない理由を探す」かの違いがそこにあるわけです。

   このSIMフリー問題も、多くの人が昔から話題にしており、今では端末によってはSIMフリー化されたものが売っていたり、契約満了後(有料で)SIMフリーにしたりすることもできます。前述の通り格安SIMの登場により、料金も大幅に安くなりました。

   この料金は、DoCoMoやAU、SoftBankの卸値があるため値下げ幅に限界がありますが、さらにとんでもないアイデアで料金を下げようとしている事業者がいることも知っています(公開可能になったらここで紹介しますね)。

   日本の携帯、あとは、プリペイドSIMだけ!

   現状をどう変えるかを多くの人が発信し、それを求める人が増えれば、世界は変わっていきます。

   個人が発信できる時代のメリットはこんな所にもあるんです。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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