「リアル第1志望」面接前の葛藤 他社からの内定、隠した方が良いですか?

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   8月1日は、2016年卒の就活生にとって「面接解禁日」。ただ、実際には「解禁日」を待たずして内々定を出す企業も多い。

   マイナビ(本社・東京)が、16年3月卒業見込みの就活生を対象に調査したところ、6月末の内々定率は、なんと44.2%に達していた(「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」、有効回答数は9199人)。「本当の第1志望」の面接を前にして、すでに他社の内定を得ていることを伝えるべきかどうか・・・と、悩む就活生も少なくないようだ。

「あなたの代わりに落ちてる人がいるんだからね」

御社が第1志望です(キリッ)
御社が第1志望です(キリッ)

   質問サイト「教えて! goo」では、就活中の女子大生から、「第1志望の企業に、第2志望の内定のことを伝える?」という相談があった(2015年7月14日)。彼女は、近日中に「とても志望度が高い地方銀行(A社)の面接が控えている」が、すでに別のB社から、内定をもらっている。B社からは、「あなたに内定を出すということは、他のたくさんの受検者を切ること」とか、「内定承諾は確約」、「私が就活生だったときは内定をもらったら他社の選考を辞退して就活を止めた。まあそれが普通ですよね」と、言われてしまったそうだ。別の中小企業からも内定を得たと同時に、「うちに来てくれるんだよね。後から辞退とかやめてね。あなたの代わりに落ちてる人がいるんだからね」と、念を押されたという。

   様々な理由から、質問者は、とりあえず「B社の内定は辞退しよう」と考えたが、第1志望の地方銀行に提出したエントリーシートには、「第2志望はB社」と書いているらしい。「たぶん面接でも、他社状況を尋ねられるかと思いますが、私はB社の内定のことを言うべきでしょうか?」という質問者。ネットで調べたところ、「内定があると言ったほうがアピールになるという記述もあったのですが、下手な言い方をすると(断る予定の)『B社に行くかもしれないな』と思われそうで・・・」。地方銀行が、本当の「第1志望であると熱意を伝えるためには、どのように述べたらよいでしょうか?」と、アドバイスを求めた。

   回答は、「B社から内定を得ていることを素直に言うべき」との意見が多数派だ。ある人は、「私なら、内定を辞退したことは話します。A社が第1志望のため、とはっきり主張します」とアドバイス。しかし、「これがA社内定の決め手にはなりません」という。なぜなら「第2志望以下の企業にも『第1志望』と言う人は、いっぱいいますから」。第1志望の地方銀行(A社)に「熱意」を伝えるのは、かなり難しい・・・とも取れる意見だ。

「ありのまま話しましょう」

   「B社から内定を得たことを、A社に伝えない手はないと思いますよ」と、アドバイスする人もいる。B社の内定が出た後も、A社の就活を続けていることが「何よりの証拠」になるから、という。回答者いわく、本命の面接で「熱意」を伝えるセリフとして有効なのは、「『仮にB社が本命だとすれば、貴社に本日の面接をお断りする電話を差し上げておりましたが、私の中では貴社が圧倒的に本命ですので』」、もしくは、「『本日もし内定を頂けましたら、この場でB社に内定辞退の電話を致しますヨ(笑)』と、冗談っぽく言っても良いかと」。かなりアグレッシブに、熱意を伝える方法だ。成功するかどうか、人によっては危ないかも・・・?

   「採用担当してました」という人からは、「ありのまま話しましょう」との助言が寄せられた。「第2志望のB社から、すでに内定をもらっているが、自分としてはぜひA社で働きたいと。事実を伝えてもそれがマイナスに働くことはまずありません」。その回答者は、「ただし、けっしてB社の悪口は言わないこと」と、最後に釘を刺していた。(KH)

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