2024年 4月 25日 (木)

「友達だから仕事代まけてよ」はNG! 「友達価格」に怒り相次ぐ

   町内会の行事のポスター、デザイナーの知人に頼もう。修理工の知人にエアコンを直してもらおう。「友達価格」で、安く、あるいはタダでやってもらえるかも―。

   こんな考えで、気軽に友人に仕事を依頼してしまったことはないだろうか。そのお願い、もしかしたら、友人に不快な思いをさせてしまっているかもしれない。

「タダで髪切って」「デザインして」「記事書いて」・・・

「友達価格」許せない!
「友達価格」許せない!

   「LIG」のライターである古性のっちさんが、次のようなツイートを投稿した(2016年1月28日)。

   このツイートが、1週間強のうちに9400リツイートを超える話題に。

「友達価格ってのは作り手が決める事であって、依頼主が決める事じゃないんだよなぁ。『友達価格でやってよー』って言う奴は、友達を低価格の使い捨て商品としか思ってないので、遠慮することなく縁を切りましょう」
「祖母がずっと私に言い続けていたこと。『友達の店に行って安くしてもらおう』ではなくて『友達だからこそ儲けさせてあげなくては』という教え。本当にそのとおりだと思う」

など、賛同が相次いで寄せられている。

「わりと冗談で言ってたわこれ。そんな風に思われてたんだなー気をつけよう」

と、反省の声も聞かれた。

「タダでの翻訳断られた」で炎上

   「友達価格」といえば、過去にQ&Aサイト「発言小町」に投稿された相談が炎上したことがある。

   「好きな人が翻訳を断ってきました」というトピック(2013年2月5日投稿)で、通訳・翻訳の仕事をしている、以前同じ職場だった好きな男性に、英語のサイトの翻訳をSNS経由でお願いしていたという。

   10回ほど無料で頼んでいたら、「ご依頼は翻訳会社を経由して下さい」と言われてしまったという投稿者。高いので無理だということで、さらに海外から購入したエクササイズマシンの説明書を「今回はボランティアでお願いします」とメールすると、当然断られた。

「ほんの少しの量だし、それをやればその人の仕事の幅も広まるし(翻訳通訳は経験分野を広めておく必要あると、前にその人言ってました)、あなたにとっても勉強になるし、メリットあるからやってみて」

と言ったら、「以降、翻訳は一切受けません。メールも控えさせて頂きます」と返されたそうだ。

   投稿者は「知り合いにお金ちょうだい、と暗に言うのはマナー違反」と考えているようだが、回答者からは「図々しすぎる」「非常識」など非難が続出。騒ぎやツイッターやはてなブックマークにも飛び火し、「友達価格」を批判する声が多数投稿された。

   仕事をする側から「まけてあげる」と提案されたらありがたく受け取ってもいいだろうが、依頼する側が「友達だから安くして」「タダでやって」と言うのは考えもののようだ。(MM)

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