交差点でブルブル道間違えたらブルブル 英LCC、軽やかナビで街歩き提案

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   初めて訪れる場所は土地勘がなく不安なものだ。たいてい、ガイドブックや地図を見ながら移動することになるが、地図に気を取られてばかりいてはまわりの景色や風物を十分に楽しめない。また、「旅行者丸出し」で歩き回ると、特に海外では目を付けられ危険な目にあうリスクもある。

   旅先でもっと気楽に安全に街歩きを楽しめるようになればいいのに――そう考えたある格安航空会社(LCC)が機能性を備えたファッションアイテムの開発に乗り出したという。いったいどんなものなのだろうか。

バイブレーションで教える

これがナビ機能付きスニーカー
これがナビ機能付きスニーカー

   それは、特殊なデバイスが仕込まれた「特製スニーカー」と、連動するナビアプリ。このスニーカーとアプリによって、初めての土地でもスマホや地図を見ずに目的地へたどり着けるという。イギリスの大手LCC「easyJet」が開発、実用化に向けたウェブキャンペーンを展開している。名付けて「The Barcelona Street Project」。その名の通りキャンペーンの舞台は、世界的人気の観光都市スペイン・バルセロナだ。

   ナビアプリで目的地を設定すると、Google Mapを元に、スニーカーに仕込まれたデバイスが道順を決める。アプリとスニーカーがシンクロしたら、スマホはカバンの中へ。あとは目的地に向かって歩きはじめるだけだ。旅行者がどうやって正しい道順をたどるのかというと、スニーカーに仕込まれたデバイスが発する「バイブレーション」がナビゲートしてくれるのだ。

   交差点に来ると、「右折してください」なら右足の、「左折」なら左足のスニーカーが1回振動して指示してくれる。曲がるべきところを誤って真っすぐ進んでしまったら両足へ2回、バイブレーションが。そして3回のバイブで目的地への到着を知らせてくれる。ルートを外れたときは、カーナビのようにすぐにルートを修正する機能も備えた優れものだ。これがあればのんびりと街歩きを楽しみながら目的地へたどり着けるだろう。

「Like」しだいで商品化

   このスニーカーは、組み込まれたデバイスがプラスチックでできているので、空港の安全検査の金属探知機には引っかからないそうだ。

   キャンペーンサイトでは、スニーカーとナビアプリを紹介する動画が公開されている。現在はまだ量産前の段階で、サイトには「Like」を促すメッセージが掲示されており、その人気度によって実際に商品化するかどうかが決められるようだ。商品化のあかつきには、easyJetの機内でもこのスニーカーが購入できるようになるという。

   「easyJet」は、ロンドン北部ルートン空港を拠点とし、ヨーロッパや北アフリカ、中東などの32か国、134都市に就航している。同社は今回、割安の料金というサービスだけでなく、旅客が旅先に到着した「後」、その土地をより楽しめるようにとキャンペーンを実施した。

(執筆:中井千尋 編集:岡徳之)

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