相手企業を念頭に周到な身支度を それも大切な気配りの一つ

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   先日、私が担当している企業が本社を移転しました。お祝いの花が広い受付ロビーを埋め尽くし、とても華やかなその光景は、この企業が信頼され、多くの取引先に愛されている証拠でもありました。

   花は胡蝶蘭。お祝いの定番です。数え切れないほどの胡蝶蘭の中でも、ひときわ目を引いたのは、その企業のブランドカラー(基調色)を取り入れた胡蝶蘭でした。

ブランドカラーを取り入れて

   私は、これは秘書時代に教わったことですが、取引先に胡蝶蘭などのお祝いの花を贈る際には、その企業のブランドカラーを必ず入れてもらうよう、お花屋さんへお願いします。リボンでも、ラッピングでもいいのです。これだけで印象がグッとよくなります。

企業のカラーを意識して
企業のカラーを意識して

   これに習って、初めてその企業を訪問するときやビジネス上の大事な場面では、私は相手の会社のブランドカラーを意図的に取り入れた服装で行きます。

   例えば、その企業のロゴがブルーと白だったら、白のジャケットにブルーのシャツ。あるいは紺のスーツに白の鞄。またはブルー系のアクセサリーをつけるといった具合に、必ず何らかの組み合わせをして、さりげなくアピールするのです。

   もちろん、相手の方がこちらの意図をさっと見抜いて、「当社のブランドカラーですね」と反応してくれることは少ないですが、その方にとっては見慣れた色なのでス~ッと受け入れてもらえるのです。

好印象を与えるはず

   時には、この配慮がピンチを救ってくれることもあります。

   プレゼンの間、相手の反応がイマイチで「あぁ、ちょっとマズイかも......」と思ったら、最後に「私の思いを込めて、今日は貴社のブランドカラーで服装を揃えて参りました! ぜひよろしくお願いいたします!」などと明るく締めくくると、その場の空気が少しだけ軽くなったり、笑い声が出たり。企業主催のパーティやイベントなど、知らない方ばかりの席で、「洋服の色が会社のカラーと同じですね」と声をかけていただいたことで、親しくお話が弾んだこともありました。

   男性の場合でしたら、シャツやネクタイ、ポケットチーフが取り入れやすいアイテムでしょう。

   その企業が洋服や鞄、靴、時計など身に着ける物を販売しているのであれば、それを着用します。言葉に出さなくても、相手の方は自社への気配りを喜び、間違いなく好印象を持つはずです。会話のきっかけづくりにもなりますよね。

   くれぐれもライバル会社の商品は持参しないよう気をつけましょう。(篠原あかね)

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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