それを言っちゃあおしまいだよ 就活NGフレーズを心得ておく

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   今回のテーマは就活NGフレーズです。様々な場面で、言わなきゃいいのに学生がつい言ってしまう、聞いてしまうフレーズがあります。たいてい本人に悪気はないのですが、その一言で窮地に陥ることもあります。

   では、それぞれの場面を見ていきましょう。

身近な人に聞いてはいけないこと

それを言ってはいけません
それを言ってはいけません
「どういう企業がいいと思う?」

   この質問を自宅や実家で母親に聞くのはNGです。

   就活中、学生は親を頼りにすることがしばしばあります。それはかまわないのですが、決定的にまずいのは、母親に企業選び・業界研究について聞くことです。

   よほど社会人生活が長くて、様々な企業・業界事情に詳しい人ならまだしも、多くの母親は、それほど企業・業界事情に詳しいわけではありません。その母親に聞いたところで、有名な企業を勧めるに決まっています。自分が勧めた有名企業に入るに違いないと母親に勘違いされてはたまりません。

「自分の欠点を教えて」

   これを大学で、友人や後輩に聞くのもやめておきましょう。

   自己分析の変化球、「他己分析」を得ようとして自分の長所や短所を周囲に聞く学生が増えています。他己分析自体はいいとしましょう。問題は、短所・欠点を指摘した相手に悪感情を持たないでいられるか、それぐらいの信頼関係を築いているか、という点です。

   お互いに率直な意見を言い合えるぐらい深い人間関係ができているなら大丈夫でしょう。そうでなければ、当たり障りのない表面的な感想をもらうのが関の山です。他己分析としては役に立ちそうにありません。

不満だけでは評価を得られない

「企業の話が聞けなかった」

   ここ数年、企業の説明よりも、その企業での働き方などを紹介するセミナー・イベントが増えています。私が運営に関わっている就活交流会(首都圏は立正大、文京学院大。関西は龍谷大大阪キャンパス、大阪体育大などで開催予定)もその一つ。インターンシップだと、営業体験などのものが当てはまるでしょう。

   こうしたイベントは、「働き方などを知ることができた」と参加者に好評です。私は最近、専修大学で開催された同様のイベントに参加してきましたが、学生の感想には、

「社会人も人間だと知ることができた」
「働くことがつまらないことではないと分かった」

など肯定的な評価がありました。私を含め、社会人も人間と分かってくれましたか。

   ところが、こうしたイベントの感想に必ずあるのが、「企業の話を聞けなかったので残念だった」というものです。

   聞きたい話が聞けなかった、ということは、聞きたい欲求はあるわけで、ない学生よりはまし。とはいえ、ネガティブな感想だけではちょっと惜しい気がします。企業の話を聞いてみたい、と思うのなら、せめてこれぐらいは書いてほしい。

「今日は働き方がよくわかりました。特に×社さんのお話が気になったので今度は企業説明会に参加してみたいです」

   アンケートを読んだイベント参加の採用担当者は「この学生ともっと話してみたい」と思うに違いありません。単に不満だけを書くと、入社してからも不満を言いそう、とネガティブに評価されてしまいます。

相手の立場や都合を考えているか

「名刺をください」
 

   最近は、採用戦略の一環で企業側から名刺を配るところが増えています。とはいえ、合同説明会など不特定多数の学生がいる中で名刺をねだっても、「場の空気を読めない学生」と思われるだけです。

「選考に参加するかどうか、一度帰ってから考えます」

   会社説明会が終わるとすぐ、一次選考として面接を課す企業があります。筆記試験を実施する企業もあります。大半の学生は選考に参加し、選考辞退をする学生は帰ってしまいます。

   ところが。近年は、選考を受けずに一度帰ってしまったくせに、また選考に参加したいと言い出す学生が増えています。迷うのであれば、選考に参加して、その後で辞退すればいいだけです。であるのに、しばし迷ってみたいからひとまず帰る、というのは、企業からすれば単なる優柔不断でしかありません。

「福利厚生が気になります」

   これは面接での鉄板ネタですね。聞かれた相手はどう思うでしょうか。どうしても気になるのであれば、面接の前にでも聞いておけ、ということ。

   以上、6例を紹介してみました。共通しているのは、相手の立場や都合を考えていない、という視野の狭さでしょうか。もちろん、最初から相手のことを考えられるほどの人間力が備わった学生などそうそういません。だからこそ、様々なイベントやインターンシップに参加して、人間力を磨いてほしいと願う今日この頃です。(石渡嶺司)

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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