「当地でアモーレの結晶を」 低出生率打開に「多産の部屋」

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   女性の社会進出や晩婚化などを背景に出生率が低迷する日本だが、あの「アモーレ」の国イタリアも実は同じ問題を抱えている。2014年の統計では、出生率は1.39で、同時期の日本の1.42よりも低く、EUの中で最低。その出生率アップという課題に取り組み、同時に観光客を呼び寄せようと、イタリア中部の都市アッシジが動き出した。

  • キャンペーンロゴ「アッシジに来て、一緒に!」
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9か月後に生まれれば

   アッシジ観光を盛り上げる活動を行う民間団体「Tavolo Assist Turismo」は2016年11月18日から、ある観光客誘致キャンペーンを始めた。その名も「Fertility Room」(直訳すると「多産の部屋」)。

   17年3月31日までに、アッシジ市内の対象10ホテルのいずかにカップルで宿泊し、その9か月後に子供を出産した証明を示せば、「次回の滞在が無料になる」というもの。マンマミーア!

   イタリアの内陸部、ローマとフィレンツェの中間に位置するアッシジは、中世の趣を残す美しい街。カトリックの巡礼地であり、聖フランチェスコ生誕の地としても有名だ。聖フランチェスコ大聖堂とそれに関連する遺跡群は、世界遺産にも指定されている。そんなロマンチックな街は、カップルの旅行客が愛を紡ぐのにもぴったりかもしれない。

   このユニークな発想に基づくキャンペーンは、さっそく英BBCなど海外の大手メディアでも報じられている。どれほどのカップルが参加し、出生率引き上げに貢献するのだろうか。(執筆:中井千尋 編集:岡徳之)

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