2024年 3月 30日 (土)

その10 「NO レジ袋」 【こんなものいらない!?】

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   スーパーマーケットで買い物をしてレジに行くと、わが家の近くのスーパーだと、「NO レジ袋」と称したはがき大のカードが数枚、レジの目につく場所に掛けてある。買った物を入れる袋を持参していて、スーパーの袋が要らない人は、買った物と一緒にこのカードをかごに入れてくださいというのである。

  • スーパーの「NO  レジ袋」。試みにかごに放り込んでみたら、案外ラクチンでもあった
    スーパーの「NO レジ袋」。試みにかごに放り込んでみたら、案外ラクチンでもあった
  • スーパーの「NO  レジ袋」。試みにかごに放り込んでみたら、案外ラクチンでもあった

声を出して言えばいいことなのに

   すると、ポイントカードに2ポイントを余分に付けてくれたり、代金から2円負けてくれたりする。あちこちのスーパーをのぞいてみると、こういうやり方がどうやら主流のようである。

   だけど、声を出して「袋は要りません」と言えばいいことなのに、なんでカードをかごに入れなければいけないのか? 体に障がいがあって、声を出せない人もいるだろう。でも、たとえそうであっても、身振り手振りでレジ袋不要くらいは伝えられるはずである。

   余談だけど、この「レジ袋」って呼び方は、おかしな日本語ではないだろうか。たまたま入ったスーパーでは「NO レジ袋」ではなくて、カードに「買い物袋は要りません」と書いてあった。もちろん、これをかごに入れろというのだけど、「買い物袋」なら、普通の日本語だし、意味もよく分かる。以後、この記事でも買い物袋と書くことにする。

   少し脱線したが、僕が言いたいのは、口でちょっと言えば済むのに、わざわざ「無言」を強いるような風潮はいかがなものか、ということである。

岩城 元(いわき・はじむ)
岩城 元(いわき・はじむ)
1940年大阪府生まれ。京都大学卒業後、1963年から2000年まで朝日新聞社勤務。主として経済記者。2001年から14年まで中国に滞在。ハルビン理工大学、広西師範大学や、自分でつくった塾で日本語を教える。現在、無職。唯一の肩書は「一般社団法人 健康・長寿国際交流協会 理事」
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