全国百貨店の3月の売上高は、前年同月比0.9%減の約5195億円だった。日本百貨店協会が2017年4月20日、発表した。13か月連続のマイナスとなった。
富裕層消費やインバウンドの回復が売上を下支えしたが、気温低下により主力の春物衣料が伸び悩み、前年には僅かに届かなかった。
インバウンド(訪日外国人)売上は、3月も桜鑑賞を目的とした訪日ツアーの増加などで好調に推移(24.6%増)し、4か月連続でプラスとなった。一方、商品別では、主力の衣料品が4.6%のマイナスなど伸び悩んだ。
調査対象は、全国80社 231店。
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百貨店の売り上げは0.9%減も、インバウンド売上は好調だった