米国では、ブロガーが政治やマスコミに対して影響力を行使するケースが急速に増えている。日本ではどうなのか。米国のように、政党への取材は行われているのか。自由民主、民主、公明、日本共産、社会民主の5党に、政党とブロガーとの関係についてアンケート調査した。

「ブロガーや小規模なネットニュースサイトが取材を申し込んでくるケースはありますか」という質問に対しては、「総選挙前にブロガーからの取材要請があった」(民主)「若干だが、05年の衆院選挙の際、党代表や幹部へインタビューを行いたいという取材要請があった。先方がどのような方か分からず、唐突感は否めませんでした」(公明)「主に選挙期間中に政策・マニフェストについての取材があった。イラク戦争が始まったときには、それに対する党の見解などについて、取材があった」(日本共産)「05年に行われた衆院選の時にあった」(社会民主)といった具合に、政党にブロガーからの取材が行われていることが明らかになった。
自由民主党は「党への個別の取材に関する内容については、回答を控えさせていただきます」としているが、05年には「メルマガ/ブログ作者と党幹部との懇談会」を計3回開催しており、ブロガー重視の方針を打ち出していた。事実、懇談会を企画した世耕弘成参院議員は、民主党を念頭に「ブロガーとの付き合いでは自民党が主導権を握っている。誠実に継続してやっているからだ」と語っていることもあり、取材に対しては前向きな対応をしているものと見られる。
「記者会見にブロガーやネットニュースサイトの『記者』が参加することはありますか。『していない』場合、将来『参加』させることを考えていますか」という問いでは、前向きな姿勢を示す政党が多かった。
「記者会見は完全オープンなので、ブロガーやネットサイトの記者が参加するのは可能」(民主)「選挙結果についての記者会見の際、申し入れがあったので、参加していただいたことがあった。記者クラブとの関連もありますが、希望があれば、できる限り応じていきたいと思う」(日本共産)。「将来については検討したい」(社会民主)。ただ、「まずは記者クラブの了解が前提」(公明)というように、既存の記者クラブとの関係がネックのようだ。
ブロガーや小規模なネットニュース サイトの扱いでは、「現時点では報道関係者とは『認識していないが、将来的には検討したい』(自由民主)が代表的な考え方だ。現状では、「扱っていない」政党が大半だった。ニュースリリースの配信についても、ほぼ同じだった。
各党への質問と、それに対する回答は以下のとおり。