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日銀総裁ひだるま ファンド以外に株

06/6/16 コメントを見る・書く(1)
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   日本銀行の福井俊彦総裁が村上ファンドへの投資だけでなく、民間企業にいた時代に株式を取得し、現在も数社分保有していることが2006年6月15日、明らかになった。「自分の発言で株が上下する立場にいながら、株を保有しているのはいかがなものか」との批判が高まっている。総裁就任時に手放さなかったのはなぜか。


社外取締役に就任した会社の株を保有


日銀本店。権威は守れるのか
日銀本店。権威は守れるのか

   15日の参院予算委員会で、福井総裁は「(民間時代に)いくつかの社外取締役に就任し、その会社の株を最小限保有した」と発言した。保有理由は「株主の立場で経営にあたるため」と説明したが、どの株を持っているかは明かさなかった。富士通、商船三井、キッコーマンなどの社外取締役を務めた事がある。
   福井総裁は日本銀行入りし、若いころから頭角を現していた。94年の副総裁就任で次期総裁の座がほぼ約束されていたが、「ノーパンしゃぶしゃぶ接待」など、大蔵省・日銀の度重なるスキャンダルのため、当時の松下康雄総裁と共に監督責任を問われ、98年に副総裁を辞任。日銀を一時的に離れることになる。
   98〜03年が民間にいた時代だが、村上ファンドに1,000万円投資したのが富士通総研理事長だった99年秋。そのあと前記の社外取締役を務めていた。


元日銀副総裁という肩書きで社外取締役を引き受ける


   JINビジネスニュースの取材に対し、ある金融ジャーナリストは福井総裁の株式取得の経緯をこう推測する。

「福井氏は富士通総研当時から、日銀への復帰を望んでいた。ただ、日銀はスキャンダルや旧大蔵省との関係で揺れ、復帰の目処は立たない。しかも、富士通総研後の引き受け先が無かったため、元日銀副総裁という肩書きで社外取締役を引き受け、株を取得する事になっていったのだろう」

   その後、新日銀法が制定され、大蔵省と日銀間のたすきがけ人事の慣行が廃止される。そして03年、新総裁として白羽の矢が立ったのが、福井氏だった。
   総裁になっても民間時代に取得した株式を手放さなかったのはなぜか。問題になるはずがない、という思い込みがあったかもしれない。

   06年6月16日の衆院財務金融委員会で、福井総裁は1,000万円投資した村上ファンドで、「年によっては数百万円の利益も出ていることがあった」と話した。金融業界や財界からも批判が続出、福井総裁は火ダルマ状態だ。


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