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竹中「院政」の影に おびえる業界人たち

06/10/ 8 コメントを見る・書く
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   「竹中平蔵前総務相の下で副大臣を務め、通信と放送の融合の方針を出した。私はそれを実行に移し、改革をさらに進めていく」――。安倍晋三新政権で抜擢された菅義偉・新総務相が就任以降、連発する「竹中路線の踏襲」発言に通信・放送業界ではその真意を測りかね、早くも「院政」の声も出ている。


菅新総務相の今後に警戒感を持つ


竹中氏、「院政」を敷く?
竹中氏、「院政」を敷く?

   「虎(竹中氏)の威を狩ることで自分の知名度不足を補おうとしているのでは」(大手通信会社幹部)との見方がある一方、「当選4回の菅氏が政府の経済財政諮問会議のメンバーでもある総務相に抜擢された背景には、竹中氏が安倍首相に推薦したこともあり、菅氏はそれを恩義に感じてNHK改革やNTT再々編などを進めることに義務感を感じている」(永田町筋)との観測もあるからだ。

   業界では「通信と放送の融合」を掲げて、新興インターネット企業のビジネス拡大に肩入れする竹中路線への反発が根強く、竹中引退発表には溜飲を下げていた関係者も多いだけに菅新総務相の今後の動向を、警戒感を持って見つめている。


日銀総裁など表舞台への復帰を狙っている?


   霞が関では安倍政権の政策運営に竹中の影を嗅ぎ取る向きは総務省に止まらない。政府系金融機関の統廃合や郵政民営化、新型地方交付税の導入計画など一連の改革路線で竹中チームの中核メンバーだった大田弘子政策研究大学院大学教授が、経済財政諮問会議を担当する経済財政相になったほか、側近中の側近の高橋洋一・総務省大臣官房参事官が首相補佐官の根本匠氏の知恵袋に起用されるなど、既成秩序の破壊や官僚叩きの”竹中イズム”の火種はあちこちに散らばっているからだ。

   当の竹中氏自身が当初有力視された米国の大学教授に転身せず、「今後は民間の立場から新政権や日本のために貢献したい」などと”浪人”を決め込んでいるのも不気味に映るらしく、霞が関では「虎視眈々と日銀総裁など表舞台への復帰を狙っているのでは」との冗談混じりの憶測も飛んでいる。

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