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K-1 疑惑の試合 不透明すぎる決着

07/1/11 コメントを見る・書く(12)
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   「K-1 Dynamite!!」で放送された桜庭和志と秋山成勲の試合で、秋山が不正をしたのではないかと抗議が相次いでいる件について、2007年1月11日に主催者側が記者会見を開き、秋山が市販のスキンクリームを足に塗っていたことを認め、秋山は「失格」処分でファイトマネーは全額没収となった。しかし、主催者側の説明は不自然で、まだ多くの「疑惑」が取りざたされており、「不透明な決着」となった。

   TBS系で06年大晦日に行われたこの試合は、桜庭が秋山の足をめがけタックルしても足がヌルリと不自然な形で抜けてしまい、桜庭が「滑るよ!」とレフリーにタイムを要求したが認められなかった。桜庭はその隙をつかれボコボコにされ秋山の完勝に終わった。秋山は試合後のインタビューで「僕は多汗症なので手のひらにもすぐ汗をかく。そのせいではないか」(07年1月3日: スポーツ報知)と説明していた。


多汗症のはずが「クリームが原因」とは


ニュースサイトでは、記事を削除した経緯を説明している
ニュースサイトでは、記事を削除した経緯を説明している

   今回の記者会見では、秋山はスキンクリームを足に塗っていたことを認め、元々「乾燥肌」でそれを防ぐために普段から使用し、塗っても大丈夫という認識だったという説明がされた。この試合のルールでは、体に何かを塗る行為が反則で、秋山に「失格」という判断を下したのだという。 しかし、疑問はいくつか残る。2ちゃんねるには記者会見後すぐに何本ものスレッドが立ち、

「多汗症とか言ってたのに今度は乾燥肌でスキンクリーム?」
「部分的に塗って、胴着も脱いで、これが故意じゃないって・・・?」
「普通反則したら反則負けだろ? なんでノーコンテストw」

   など主催者側の説明を疑問視するカキコミが並んだ。

   また、秋山の右手のグローブが変な形に見え、スポンサーロゴが無くなっていたことで「グローブになんらかの細工がされていたのではないか」という疑問には、「グローブ、バンテージとも問題はなかったが、ウォーミングアップ時にロゴ部分がはがれた」との説明だった。
   この試合のレフリーを務めた梅木良則レフリーにはギャランティの50%没収と、6ヵ月間の職務停止処分が言い渡された。大炎上中の梅木レフリーのブログは、更新されないままだが、コメントの数は増える一方で、その数は1月11日18時時点で17,195。


「こんなんで納得できると思うなよ」


「こんなんで納得できると思うなよ。解決されてない問題が山ほどあるんだ」
「ブログ消した理由。あなたのレフリングの仕方、チェックの仕方。グローブだって」
「今回の件は、秋山の単独犯行ではなく、レフェリー、団体が共謀してのいやーな感じのする事件」
「まだまだ真相を解き明かさなければいけない事がある。梅木さん今度はあなたが話す番だ」

   などといった声が上がっている。

   報道する側の態度も、すっきりしない。格闘技関連のニュースを配信している情報サイト「GBR」は、07年1月8日に行われた「K-1 WORLD MAX 2007」記者会見後の囲み取材で、谷口貞治イベントプロデューサー(EP)が、この問題について「問題があれば徹底的に検証しなければならないと思います」などと語った内容を掲載していた。だが、この記事が何故か同日夜には削除されてしまったため、ネット上では「主催団体から記事を削除するように圧力がかかったのではないか」といった書き込みが相次いだ。さらに、翌1月9日にはJ-CASTニュースが「『疑惑』について報じたデイリースポーツに対してK-1運営会社が抗議した」と報じたことから、ネット上では「記事もみ消し説」の勢いが増していた。

主催者に圧力をかけられ、記事を削除?


   これを受けて、GBR編集部は1月10日になって、編集長名で記事を削除した経緯についてのコメントを発表、K-1主催者であるFEGからは「一度も連絡などは受けていません」と、「圧力説」を全面否定した。記事削除の理由については、

「GBRではMAXの記事をアップ後、この囲み取材での谷川EPの発言を記事として一度はアップしましたが、他媒体が『それならウチも掲載しよう』となりMAXの扱いが縮小されることを危惧し、編集部内ミーティング後に削除することを決定しました。今回もMAXは非常に見どころの多い大会となっており、他媒体であっても秋山VS桜庭問題でMAXの記事が削られてしまう、またはファンの興味がそちらに集中してしまうことはGBRとしては本意ではありません」

   と、「疑惑の解明」よりも、K-1主催者がPRしようとしていたイベントを大きく取り上げることを優先したことを明らかにしている。ただ、これでは主催者に圧力をかけられ、記事を削除した、と受け取られても仕方がない対応だ。

   主催者の調査結果にしても、スポーツマスコミの報道姿勢にしても、レフェリーのブログにしても、すっきりしない事柄ばかりだ。真相究明を求めるファンの声は、当分は止みそうもない。

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