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コマーシャルバン トヨタ、日産2強が激突

07/1/17 コメントを見る・書く(4)
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   コマーシャルバン(乗用車タイプのバン)市場の2強対決が再燃しはじめた。日産自動車がフルモデルチェンジした新型「AD/ADエキスパート」を2007年1月から発売し、販売シェアトップのトヨタ「プロボックス/サクシード」に戦いを挑んだのである。

   コマーシャルバンというと聞きなれないかもしれないが、概ね4ナンバーを付けた2BOXタイプの商用車で、ライトバンやボンネットバン、ビジネスバンなどとも呼ばれている。工具や商品を積んで現場まで出掛ける仕事に使われているほか、大手企業などが営業用に使っているケースも多い。


00年から02年までは日産がトップ


日産は新型「ADエキスパート」を発売、トヨタとの2強対決へ
日産は新型「ADエキスパート」を発売、トヨタとの2強対決へ

   バブル経済成長期の最後の1990年に国内で22車種のコマーシャルバンが販売され、年間27万台を超える市場があった。だがバブル経済崩壊後は企業のコスト削減のあおりを受けて市場規模が急速に縮小し、02年以降は11万台で推移している。04年以降は販売車種が7車種のみとなり、07年は10万5千台程度に減少するとの予測もある。

   現在販売されている7車種は、トヨタのプロボックス/サクシード、日産のADと「エキスパート」、マツダ「ファミリアバン」、三菱「ランサーカーゴ」、ホンダ「パートナー」。ところが自社で開発・生産しているのはトヨタと日産、ホンダ、三菱の4社。マツダは日産からOEM供給を受けている。

   市場の90%はプロボックス/サクシードとADの3車種が握るが、ビジネス専用車として開発されたのはプロボックス/サクシードだけで、他車はステーションワゴンをベースにした車だ。02年に発売されたプロボックス/サクシードは、プロボックスがカローラバンの、サクシードがカルディナバンの後継車という位置付けにある。

   販売競争でのトップ争いは、かつてはカローラバン対AD。それが02年以降はプロボックス対ADに変わったが、この2車種で市場の70%以上を占める。00年から02年まではADが環境規制にいち早く対応して販売トップの座にあった。日産がトヨタに勝ったのはこの3年間だけだ。


日産はオフィスの機能・装備を持たせる


   日産は今回のADとエキスパートのフルモデルチェンジで、ウイングロードをベースとした兄弟車「AD/ADエキスパート」に車体を統合し、プロボックス/サクシードとの販売競争を互角の勝負に持ち込もうとしている。販売シェアはトヨタが50%強、日産が40%弱の状況。両社の差は、2番手車種の販売量の違いが最大要因。サクシードに対してエキスパートの販売ボリュームが少ないことだ。

   そこで日産は、車体統合で標準車をAD、外装を含めて装備が充実したのをADエキスパートとして売り始めた。乗用・貨物兼用で使う個人経営者や営業職用が好むように、ステーションワゴンの風貌や内装、さらに車内にはパソコンや携帯電話の利用を前提としたオフィスの機能・装備を持たせた。トヨタには無い機能があるわけだが、果たして再び首位に立てるか、トヨタとの差を縮められるかは、旧型エキスパートのユーザーが、車格が下のADと同じボディをどのように評価するかにかかっている。

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