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「一体どんな味なの?」漬け物の「いも床」注文殺到

08/5/ 7 コメントを見る・書く

   じゃがいもでできた漬け物床「いも床」が今、話題を呼んでいる。テレビ番組で紹介され、「一体どんな味なのか?」と注文が殺到。1年で1トンを売り上げたという人気ぶりだ。

   福島県北会津地域や大沼郡の家庭で作られている「いも床」は、2007年秋に大阪のテレビ番組で紹介され、全国で知られるようになった。

   会津若松市北会津町の農家らによる企業組合「ぴかりん村」が製造販売するいも床「いもころりん」(1kg500円)には、放送直後から注文が殺到。「じゃがいもに漬け込む」という他にはない珍しさが、関西人の心をつかんだようだ。

   組合の理事長を務める小林久子さんは、「2週間で600件の注文があった。ファックスがパンク寸前だった」と、その時の驚きを振り返る。その後も口コミが全国に広がり、07年の販売量は1トンにもなった。


麹が高価で手に入らず、じゃがいもを使用した


   いも床は、蒸してすりつぶしたじゃがいもに、ざら砂糖、塩を混ぜ合わせて作る。かつて、福島県の代表的な漬け物「三五八(さごはち)漬け」に用いる麹が高価で手に入らなかったため、家庭によくあるじゃがいもを代わりに使ったのが始まりだ。

   きゅうりや大根、人参、かぶ、小ナスなどの野菜を漬け込んで、浅漬けにする。地元の主婦らによると、ぬか漬けのようなすっぱさや独特な臭みはなく、ほのかに甘みがあるのが特徴だ。肉や魚に塗って焼くこともできる。


「パン床」「ヨーグルト床」変り種もある


   「漬物博士」として有名な前田安彦宇都宮大学名誉教授も、いも床については「今、初めて知った」そうだ。

   さらに、「最近はトマトやネギを使った漬け物もある」が、変わり種は普及せず、結局は漬け物に古くから用いられている「王道の野菜」を使用したものが生き残るそうだ。

   変わった漬け物床では、こんなのもある。

   パン粉をビール酵母で発酵させた「パン床」は、一晩で手軽に漬けられて、においが少ないと人気だ。ネットでも販売されている。また、手作りの漬け物のレシピを載せている「漬けるドットコム」では、ちぎった食パンにビールを混ぜて作る方法も紹介されている。

   ほかにも、「ヨーグルト床」、「おから床」といった漬け物床もあるようだ。

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