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サントリーのビール部門 45年かけて黒字化へ

08/6/24 コメントを見る・書く(1)
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   サントリーのビール事業が開始45年目にして初めて黒字化しそうなのだという。日本のビール総出荷量は1994年をピークに下がり続けているが、サントリーの2007度の販売量は前年比15%増。08年5月は同29%増と絶好調だ。業界3位のサッポロを抜くのは時間の問題との見方も出ている。ただ、佐治信忠社長は、現状の業界シェア2倍の「25%を狙わなければ意味がない」と相当に強気だ。


「業界シェア20%、25%を狙わないと意味がない」


サントリーのビール事業黒字化が話題に(写真はイメージ)
サントリーのビール事業黒字化が話題に(写真はイメージ)

   朝日新聞(08年6月24日付け)に佐治社長のインタビューが掲載されていて、ビール事業が08年12月期に黒字化する見通しだ、と書かれている。同社がビール事業に参入したのは1963年。黒字化するのに45年かかったことになる。売り上げ好調の理由は、高級ビールの「ザ・プレミアム・モルツ」や第3のビール(新ジャンル)の「金麦」「ジョッキ生」の販売が好調だったため。「ザ・プレミアム・モルツ」は08年1〜5月の販売量は前年同期比27.9%増。新ジャンルに至っては同42.5%増といった具合だ。

   業界他社は原材料の値上がりで08年2月から順次値上げしたが、同社は08年9月まで据え置いた。理由は飲んだことのない人への販売のチャンス、と捉えたから、と佐治社長は話している。業界3位のサッポロ(08年1〜3月の販売シェアは13.3%)を抜くことを前提に、

「3、4位の争いは大して関心がない。シェア20%、25%を狙わないと意味がない」

とブチあげている。


「ビールブランドが消費者に定着してきた」


   しかし、事業をスタートして数年も赤字が続けば一般的には縮小したり廃止したりする。赤字を45年間も続け、粘り強く黒字化に持っていったというのは驚きだ。同社広報はJ-CASTニュースの取材に対し、ビール事業の赤字について、

「お酒トータルで扱っていると言うことが会社にとって重要。ビールがあることで、営業の提案にも幅が広げられるわけです」

とし、同社のウィスキー、ブランデーなど様々なジャンルに好影響を与えてきたのだと話している。08年12月期でビール事業が黒字化できそうな背景には、高級ビールや新ジャンルのブランドが消費者に定着してきたためだ、としながら、

「5月まで好調に来ているが、需要のピークとなる夏はまだ先。これからも一層売り上げを伸ばしていくことが必要で、現在のところは『黒字化できればいい』という段階なんです」

としている。

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