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数万円〜数十万円と低価格 初心者向けのオークションが人気

08/7/ 6 コメントを見る・書く
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   日本の美術オークションが元気だ。バブル以来の活況だ、という。海外から投機的な資金が流れ込んでいるせいらしいが、一般のお客の参加が増えてきたのも一因だ。最近は、初心者向けのオークションもお目見えし、人気を集めている。


現代美術は20〜30歳代のファンが増える


   国内大手のオークション仲買会社シンワアートオークション(東京都中央区)は、現代美術のオークション「SUMMER+AUCTION」を「丸の内ビルディング」(東京都千代田区)内のホールで2008年7月6日に開催する。「キャンベル・スープ」の缶やマリリン・モンローの絵で有名な米作家アンディ・ ウォホール(1928-1987)や、アニメちっくな少女を描く奈良美智氏と、人気現代美術作家の作品も出品されるほか、デザイン家具や写真も扱う。合計266点が出品される予定だ。

   今回のオークションの最大の特徴は、コレクション初心者にも落札しやすい品揃え。予定落札価格は数万円〜数十万円と低価格で、若い層にも利用しやすくしている。同社広報担当者は、「オークションの参加者は40歳代が中心だが、現代美術は20〜30歳代のファンが増えている」という。

   オークションに参加するには事前の登録が必要だ。登録すれば参加申し込みは必要なく、気軽に足を運べる仕組みになっている。登録料は無料。


「アートフェア東京2008」4万3000人が来場


   オークションは、最近ではテレビ番組の企画にもなっている。日本テレビ系バラエティ番組「行列のできる法律相談所」では、芸能人が描いた絵画などを一般参加者が1点あたり数十万円から数百万円という高値で落札。その模様は08年5月11、18、25日の3回に分けて放送された。「X JAPAN」のリーダーYOSHIKIさんが作曲した「Forever love」の直筆の譜面や、美空ひばりさんの絵画、石坂浩二さんの絵画などの落札価格は数百万円にも上った。上戸彩さんやmisonoさんの作品も注目を集め、いずれも数十万円で落札。漫画家では、ちばてつや氏の「あしたのジョー」、楳図かずお氏の「まことちゃん」、藤子不二雄A氏の「忍者ハットリくん」といった作品も高額で落札された。この企画はもともとカンボジアに学校を建てるための資金作りで始まった。放送は高視聴率を記録し、一般人にオークションへ目を向けさせた。

   アート初心者向けのイベントも人気だ。東京・丸の内の国際フォーラムで08年4月に行われた「アートフェア東京2008」では、古美術・工芸、日本画・洋画、現代アートが合計2500点出品された。来場者は気に入ったものを見つけたら、その場で購入することができる。値段が設定されているものがほとんどだが、決まっていないものは画廊との交渉となる。事務局によると、前年度より1万1000人多い4万3000人が来場し、総売上げは10億円だった。事務局では「観る」から「買う」へと、アートの楽しみ方が広く受け入れられたと見ている。

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