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日本人用人気スポットも出現 グーグル仮想空間体験してみた!

08/7/10 コメントを見る・書く(4)
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   米グーグルがインターネット上の3次元仮想空間サービス「Lively(ライブリー)」を開始した。先行している仮想空間「セカンドライフ(Second Life)」の人気も最近ではさえない。こうした中でスタートしたサービスとは一体どんなものか、実際に体験してみた。


「部屋」という空間が与えられ、そのなかで歩いて活動する


「Lively」では用意されたアバターの髪型を選ぶ
「Lively」では用意されたアバターの髪型を選ぶ

   グーグルは2008年7月8日(米国時間)、「Lively」(ベータ版)を開始した。3次元空間の部屋の中でアバター(自分の分身)を動かして、リアルタイムに他のアバターとチャットで会話したりできるというもの。では、「セカンドライフ」とはどう違うのか?J-CASTニュース記者は、「Lively」をダウンロード。実際に潜入してみた。ちなみにWindowsのみの対応で、グーグルのアカウントを持っている必要がある。

   「セカンドライフ」と「Lively」が異なるのは、「島(SIM)」と「部屋(Room)」という空間の単位。セカンドライフでは「SIM」という巨大な空間をアバターが歩いたり飛んだりできるというものだったが、「Lively」では「部屋」という空間が与えられ、そのなかで歩いて活動するというものだ。「部屋」のかたちはあらかじめ用意されている形式の中から選ぶ。部屋に置く家具なども自由に編集できる、というわけにはいかないようだ。

   グーグルは公式ブログのなかで、「お好きなブログやWebサイトに埋め込まれたLivelyの部屋に入ると、部屋に置かれた家具などの選択の様子で、部屋の製作者の関心を直接知ることができます」とアピールしている。「Lively」ではブログに埋め込むためのタグが常に表示されており、実際にブログやWebサイトでも自分の「部屋」を表示させることも可能だ。どうやら「セカンドライフ」のように大きな空間内での交流というより、「部屋」をWebサイトに表示させることにより、ブログやWebサイトで「Lively」の活動を活発にしたい、という狙いもあるようだ。

   部屋と同様、アバターの編集にも制限がある。「セカンドライフ」では、アバターのタイプから、髪の長さなどにわたって詳細に設定が可能だったほか、服も自分の好きな柄やサイズのもの、独自編集したものを着ることができた。「Lively」では基本的にあらかじめ用意されている物のなかから、髪型や服装を選ぶというもので、髪の色や肌の色も用意されたものから選ぶ。自由度は「セカンドライフ」ほど高くない。ただ、アニメ風のキャラクターのアバターも用意されているというのは、意外だった。


クリスマスまでに捨てられるチープな模造品?


チャットも吹き出し風に表示される
チャットも吹き出し風に表示される

   現在のところ、「Lively」の「人気スポット(部屋)」には、英語圏のユーザーがほとんど。表示もいまのところすべてが英語だ。記者が「どこから来たのか?」と聞くと「アリゾナ」「イリノイ」など米国の地名が次々に返ってきた。「私は日本からです」と言ってみたものの、「君は日本人に見えないよ」「ハハハ」と指摘されてしまった。というのも、アバターはほとんどが米国向けの容姿だからだ。アバターのアニメーションとしては「笑う」「泣く」「踊る」などのほかに「殴る」などの「暴力系」のアニメーションも豊富。記者のアバターはわけも分からず殴られたり蹴られたりした。

   悔しい思いをしながら日本人が集う「部屋」を探してみると、すでに数件の人気スポットがあった。

「こんにちは」「いま仕事中です(笑)」

こんな会話が中では交わされていた。

   チャットは日本語の表示も可能だが、直接日本語を打ち込んでも文字化けするため、日本語ユーザーはメモ帳などで日本語を打ち込み、それをコピー・ペーストして、日本語のチャットを楽しんでいるようだ。サービス開始から間もないということもあってローマ字で「どうやったら日本語でチャットができるのか」という質問も多くなされている。

   目新しいのは、部屋に置かれた(仮想の)テレビに「YouTube(ユーチューブ)」の動画を簡単に表示させることができるということぐらいで、企業が自社の乗り物を用意したりするといった、「セカンドライフ」にあるようなアトラクションもない。日本のブロガーのなかには「クリエーターには物足りない」といった声も上がっている。

   「Lively」について、テクノロジーライターのジャック・スコフィールド氏は英・ガーディアン紙(電子版)のブログに次のように書いている。

「これはグーグルの『世界の情報を統合する』という使命の重要な一部なのだろうか。それともクリスマスの頃までに捨てられるようなチープな模造品なのだろうか」
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