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パソコンに向かい長時間作業 「肩コリや冷え性のもと」を実証

08/9/14 コメントを見る・書く(3)
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   パソコンでの作業を長時間続けると、脈拍や血圧の低下、イライラやストレスが増して自律神経の活動を鈍らせる恐れがある――。今までなんとなく「そんな気がしていた」パソコンでの長時間作業の悪影響を、ホーム&ヘルスケアや化粧品などの花王が調査・実験し、生理学的な裏づけを得た。パソコンを続け、その間体を動かさない時間が長い女性ほど、肩コリや冷え性といった体の不調を経験し、それが自律神経に影響を与えているという。


動かないと「不定愁訴」が発生


   花王ヒューマンヘルスケア研究センターが、女性が経験する体の不調と生活行動、生活環境の関係を調べたところ、パソコンなどで長時間「動かない生活行動」をとる女性ほど、足のむくみ、肩や首のコリ、肉体疲労、冷え性、胃腸の不調や生理痛、寝つきの悪さ、目の疲れなどの「不定愁訴」と呼ばれる不調に見舞われていることが、「現代女性が経験する体の不調と生活行動の実態調査」でわかった。2007年秋に実施した。

   この調査をもとに、08年に入って実験を行った。ストレスや寒さなどのオフィスや生活の環境も、こうした体の不調に影響していると考え、イスに座ったまま動かずに長時間、しかも、緊張した状態でパソコンの作業を行ったときの生理的な影響をモデル実験し、データをとった。


ストレスが抜けず自律神経の働き鈍る


   実際にオフィスで働くよりも、かなり過酷な状況で実験を行ったため、被験者は男性にした。「30分の作業で10分の休憩を繰り返したのですが、休憩の10分も頭や体に測定用のセンサーを付けているのでまったく動けない状態でした」(花王)という。

   その結果、ストレスや寒さを感じながら、長時間、緊張した状態で動かずに作業することで、自律神経の働きが低下する傾向があることが認められたという。

   東京女子医科大学・青山自然医療研究所クリニックの川嶋朗准教授は、

「現代女性の体の不調は、動けない女性の動かない疲れといえます。緊張した状態でパソコン作業を続けるような、ストレスがなかなか抜けきらない状態だと、自律神経活動の低下が起きます。それが不調の原因のひとつといえます。就寝前にリラックスして、その日の疲れはその日のうちに解消する工夫が必要です」

といっている。

   花王は今回の研究を、「血行促進などに効果がある商品や、なにかリラックスできる商品の開発などに役立てていきたい」と話している。


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