J-CASTモバイル ニュース
J-CAST読者アンケート!!

再利用ペットボトル トラブルで販売延期

08/11/ 7 コメントを見る・書く(12)
〔PR〕
トレセンで話題!!

   捨てられたペットボトルを繊維などの原料として再利用する「リサイクル」は、すでに広く知られている。これを一歩進めて、回収されたペットボトルに飲み物を詰めて再び販売する「リユース」の試みが首都圏で進んでいる。ところが、再利用ボトルのサンプル検査で「味やにおいがおかしい」といった不具合が発覚。再利用ボトルの販売が延期されることになった。リユースはリサイクルよりも環境負荷が小さいとされるが、浸透するにはまだまだ課題もありそうだ。


「環境に良い」が「衛生・安全面で不安」


   ペットボトルのリユースは1986年にドイツで初めて行われ、現在では20カ国以上で行われている。ドイツではソフトドリンク市場のうち、14.5%をリユース可能なペットボトルが占めている(07年、調査会社のGfK調べ)。回収率は、95%〜98%と推計されている。

   ペットボトルのリユース(15回使用)は、リサイクルの場合と比べて環境負荷が半分で済むとされ(02年ドイツ環境庁調べ)、「環境に良い」のは間違いないのだが、国内では「衛生・安全面で不安」という声も根強く、取り組みは遅れてきた。

   だが、国内でもリユースの可能性を探ろうと、環境省が08年8月から首都圏で実証実験を始めた。具体的には、横浜市と柏市のスーパー3店舗と生協店舗でミネラルウォーター1.5リットル入りの専用ペットボトルを新品状態で販売し、回収する。価格は130円だが、回収への動機付けのために、回収時に返却する「デポジット」として横浜市では10円、柏市では20円が上乗せされる。


「プラスチック臭い」「石鹸臭い」


   新品のペットボトルは8月末から9月初旬にかけて2020本が販売され、そのうち882本が回収。変形したものなどを取り除いた約550本が洗浄され、再使用されることになった。ところが、業者がミネラルウィーターを詰めて抜き取り検査を行ったところ、10人いる調査員の全員が

「プラスチック臭い」
「石鹸臭い」

などと異常を指摘したという。

   環境省の廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室では、

「『石鹸臭い』ということからすれば、設備の洗浄が不十分だった可能性もあるが、あらゆる可能性を調査中」

と話している。

   リユースボトルは11月8日に発売される予定だったが、今回の不具合を受けて、11月下旬以降に延期されている。店頭では、リユースボトルであることを明記して販売される予定。環境省では、実証実験の結果を踏まえて、コスト・環境負荷などについて評価を進めるが、「きれい好き」とされる日本国内の消費者がどのように受け止めるかが、ひとつのポイントとなりそうだ。


コメントを見る・書く(12)
前の記事 :掲示板「megabbs」が閉鎖 「親として子に紹介できぬ」
次の記事 :「H&M」国内4店目は新宿・伊勢丹向かいに 09年秋オープン

関連記事
「エコ活動」に異議申し立て 賛否両論の論争ヒートアップ : 2008/10/02
「古紙100%再生紙は環境にやさしい」はウソでした : 2007/04/28
サミット「環境問題」 日本はお荷物かリーダーか : 2008/05/20
「激安自動販売機」全国拡大 10円缶コーヒーのカラクリ : 2007/04/03
古着買うなら「Buffalo Exchange」おしゃれでエコ心そそる : 2008/09/18
カテゴリ内最新記事
愛知県がトヨタの業績赤で交付団体に転落:2008/12/24
10-12月の景況判断はマイナス35.7 過去最低:2008/12/24
TDKが大規模リストラ 派遣社員320人解雇へ:2008/12/24



WWW J-CAST内
powered by goo


友達に教える
このページのURL
便利ツール
個人情報保護方針
お問い合わせ
ニュース
テレビウォッチ
モノウォッチ
会社ウォッチ
J-CASTモバイルトップ
ページの先頭へ戻る


(c)J-CAST