欠点だらけの「セカンドライフ」 日本製「仮想空間」なら超えられる?

2007/12/28 20:28

   2007年を振り返ると、今年もネット&デジタル界には数え切れないほどの新商品・サービスが隆盛したが、そのなかでSecond Life(セカンドライフ)の毀誉褒貶は特筆に値するだろう。

   セカンドライフ(以下SL)は、米リンデンラボが運営するサービスで、仮想3D世界(空間)、またはメタバースなどと呼ばれる。バーチャル3D空間のなかで、自分の分身であるアバターを操作して、他者と交流し、仕事をしたり、買い物をしたり、趣味を楽しんで、"第二の人生"を過ごすというものだ。

最大の特徴はカネが稼げること!?

日産の「空飛ぶ自動車」はセカンドライフを盛り上げてくれたが・・・
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   「仮想世界」とは言うが、3D空間内でチャットなどのコミュニケーションをするというコンセプトはネットの太古から存在するし、アバターならYahoo!掲示板でもお目にかかれる。それらとSLの一番の違いは、ユーザーが仮想空間のなかに土地を所有(購入)し、それらを売買(リセール)できること、そしてゲーム内で得た通貨(リンデンドル)を現実の米ドル通貨と交換できる仕組みだろう。

   また建物やアバターのパーツなど、自作のコンテンツをアップロードしたり、配布(販売)できる。つまり、ユーザーがSL内で土地やモノ、サービスを販売して、リアルマネーを稼げるのだ。現に土地売買で億万長者になったユーザーが大きな話題となった。

   2007年前半は、まさに「セカンドライフ元年」の勢いで、国内の注目度も過熱する一方。一大ブームの予感を漂わせた。リサーチ機関は途方もない額の経済成長予測をぶち上げ、経済誌は巻頭特集を組み、専門誌が創刊。日本企業も雪崩を打ってSLに参入――。

(続く)

虎古田・純

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