ものを包む布を「風呂敷」と呼ぶようになったのは江戸時代のこと。銭湯に出かけるとき、湯道具や衣類を包んで運んだり、衣服を脱ぎ着するときに敷いたりしたのが由縁と伝えられます。風呂で敷くから「風呂敷」と。

当時は木綿や麻で織った反物を接ぎ合わせてつくられ、小さな一幅から、布団なども包める五幅までの寸法がありました。
近年では、持ち運びのために使うという役割は紙袋や布袋へと移行して、実用よりも冠婚葬祭や贈答の需要がほとんどになっています。
しかし最近また、繰り返して使える、畳んで仕舞えばかさばらない、包む物の形を選ばないなど、その良さが見直されています。
そしてもう一つ、風呂敷の良さは吸放湿性と通気性があることです。たとえば、押入に布団を仕舞うときにも、たいへん重宝します。
(続く)
「住む。」編集部
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