カバー曲で紡ぐ「7色」の中山うり 珠玉の裕次郎からラテンまで

2010/2/ 1 10:30
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中山うり
『7 colors/セブンカラーズ』
SICL-225
2100円
1月27日発売
SME


   昨年の12月2日から、世界19カ国のiTunesStoreで音源が発売開始された、中山うり。既に日本のiTunesStoreでネット販売されている「Uri Nakayama - EP」と「moons, stars, and dreams Live Session(iTunes Exclusive)EP」の2アイテムがアメリカおよび、EU圏、オセアニア地区など世界19カ国で発売されたのだ。ジプシー音楽、ミュゼット、タンゴなどアコーディオン伴奏の音楽をミックスしたような独特の音世界を、アコーディオンを駆使して歌う中山うり、iTunes ジャズのビデオチャートでは、今週は5位だが、最近までノラ・ジョーンズすら抑え、何週も1位に君臨していた!

聴きモノは「お前とならば何処までも」。

   その彼女の新作アルバムが、今日発売。その内容が良い! ライブで観客を湧かせる石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」はじめ、邦楽だけでなくラテン曲も含めた珠玉の「カバー曲」を7曲収録している。で、『7 Colors』。ただし、カバー曲集とはいえ、これはもう中山うりのオリジナルのようなもの。

   中でも聴きモノは、4曲目。明治・大正期に活躍した演歌師・添田唖蝉坊の「お前とならば何処までも」。これほどPOPな曲に生まれ変わるものかと、愕き、驚き。

   全体を聴けば、伴奏がアコーディオンと言うだけでなく、独特の発声法が生む魅力的かつ個性的なヴォーカルスタイルもまた、中山うりの独特の世界を作る大きな要素になっていることがよく分かる内容に。

(続く)

◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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