2024年 3月 29日 (金)

今も現役バリバリ 「小林旭」新アルバムに腰抜かす

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KEEP ON RISING,CHANGE THE STREAM
2007年12月5日発売/2625円/GGMG-0002
マイトガイ レーベル



   往年の、といっては失礼にあたる。今も現役バリバリで歌に舞台に活躍を続ける、小林 旭が若いミュージシャンとコラボしニューアルバムをリリースした。それも自分のレーベル「マイトガイ」を立ち上げインディーズから発売すると聞いて聴かずにはいられなくなった。

   小林 旭の名は、今の40歳代以上の人にはすぐわかるだろうが、20歳代、30歳代となると「誰それ?」という答えが返ってくる。

   昭和20~30年代にかけては、まだ敗戦の影響が残る時代で、庶民の唯一とも言える娯楽は映画だった。時代劇の東映、文芸路線の松竹と大映、喜劇とSF物の東宝、そして活劇の日活、ちょっと色っぽい新東宝とそれぞれが特色あるモチーフで映画作りを競い、それぞれにスターがいた。

   その日活の大スターに石原裕次郎がいたのだが、石原と並び称された大スターこそ、小林 旭だった。小林の主演した渡り鳥シリーズ、流れ者シリーズ等々は日活の金看板だった。当時、歌も歌える映画スターはそれほどいなかったのだが、小林は歌った。それも今聞いてもまったくお洒落で、カッコいい歌だった。「ダイナマイトが百五十屯」、「自動車ショー歌」、「恋の山手線」などは今聞いてもロックだ。言葉としてのロックはまだ存在しなかったが、基本的に印象はロックだった。

   もちろん歌謡曲もあり、「北帰行」、「さすらい」などの哀愁漂う歌もあったが、小林の真骨頂はややキーの高いその歌声と相まって、聴く者に他の歌手とはまったく違った印象を与えたのだ。ラジオから流れる小林 旭は、ひたすらカッコ良かった!

   その歌声が、すべて新録で聴けるのがこのアルバム。信じられるだろうか? 小林 旭は今年69歳である。にもかかわらず若い頃に歌っていたキーとまったく同じキーで歌っているのだ。新曲もある。

   1曲目はアニマルズの「朝日のあたる家」。腰を抜かすほどの素晴らしさだ!


【KEEP ON RISING,CHANGE THE STREAM 収録曲】

1.「朝日のあたる家」
2.「折紙人生」(アルバム・ヴァージョン)*
3.「ダンチョネ節」
4.「アキラの人生学校 PART1」*
5.「ダイナマイトが百五十屯」
6.「あれから」
7.「風の旅人」
8.「琵琶湖周航の歌」
   [Bonus Tracks]
9.「ダンチョネ節」(ver.GR)
10.「朝日のあたる家」(ver.GR)
11.「あれから」(to Yu and for You)

*新曲

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