中国・唐王朝末期を舞台にした映画「王妃の紋章」の国内公開をひかえて、来日したチャン・イーモウ(張芸謀)監督らが2008年2月11日、都内のホテルで記者発表会を開いた。王と王妃との確執が大きなテーマの歴史映画だ。
会見には、第二王子を演じた台湾のアーティスト、ジェイ・チョウ(周杰倫)さんも登場。ジェイさんについて、チャン監督は
「想像を超える、素晴らしい演技を見せてくれた。第二王子は、作品中で唯一明るい心を持っている人物。これが(すでに公開されている中国などの)観客に感動を与えているのではないか」
と絶賛した。一方、演じるだけでなく主題歌も担当したというジェイさんは、
「こんなに時間をかけて歌を書いたのは初めて」
と、思い入れを語った。
続いて、「すっと前からジェイさんのファンだった」というタレントのリア・ディゾンさんがスペシャルゲストとして登場。監督らに花束贈呈を行い、
「スゴイヤバイ。(ジェイさん演じる王子は)忠誠心のある人で、母に対する愛が感動的だった」
などと日本語と英語を織り交ぜながら感想を話していた。公開日は4月12日。