2024年 4月 20日 (土)

大人が寄り道できる文具店 「暮らしと仕事」つなげる

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   東京都国立市の住宅街にある「つくし文具店」。古い木造家屋の一隅に構えた三坪ほどの小さな文具店だ。店主は、この家で生まれ育ち、デザインディレクターとして活躍する萩原修さん。

   つくし文具店のキーワードは、<つながる くらしと しごと>。住宅街が寝に帰るだけの場所ではつまらない。もっと店や仕事場が増えて、暮らしや遊びと近づいて、人と人がゆるやかにつながる街になって欲しい。そういう意味では<地域に開く店>というよりも、<閉鎖的な住宅街という地域を開く店>を目指している。

一冊ずつ丁寧につくったオリジナルノート

つくし文具店オリジナルの文具から、リネン製のペンケース
つくし文具店オリジナルの文具から、リネン製のペンケース(2625円)、無地のメモ用紙(399円)、てぬぐい(1050円)、鉛筆(B4・5本入り 945円)。デザイン:ドリルデザイン。

「キリヌキこくばん・バケツ」(3150円)、「こくばんのオトモ」(チョークと黒板消し1050円)。デザイン:のぐちようこ。
「キリヌキこくばん・バケツ」(3150円)、「こくばんのオトモ」(チョークと黒板消し1050円)。デザイン:のぐちようこ。

つくし文具店を描いたポストカード(各150円)。
つくし文具店を描いたポストカード(各150円)。

   おとなが寄り道できる店。扱う文具は、勉強や仕事のための利便性や機能性だけでなく、暮らしのなかで使っても違和感のない、愛着のわくようなおとなの文具。

   たとえば、紙製の名刺入れ、陶器の筆置き、大学ノートをモチーフにしたフェルトのバッグ、無垢の木のバインダーなど。萩原さんの知り合いのデザイナー約30人が手がけた文具を展示販売する。たんにモノを売るだけではなく、デザインの背景も含めて伝えていきたいという。

   つくし文具店オリジナルの文具もある。

   <つくしノート>は、手製本によって一冊ずつ丁寧につくられた無地ノート。厚紙の表紙ではさみ、細いゴム糸を掛けてあるので使わないときはきちんと閉じておくことができる。<つくしえんびつ>は、おとなが持ちやすいように直径約9ミリと太め。テーブルに置いたとき転がらないよう、縦方向に幅5ミリほどのカットを入れている。その部分は白塗りで名前を書くのにも都合がいい。

   <つくしペンケース>は、使いこむほど柔らかく手になじむリネン製。天然素材のままの無着色で、汚れが気になれば洗うこともできる。ペンがばらつかないよう太めの帯付きで、メモを掛けることもできる。ファスナーがぐるりと回っているので、ノートのように開いて使える。

   木綿の手ぬぐいは、定規や箒、電話やゴミ箱など日用の道具がたくさんイラストレーションされている。これらは、プロダクトデザインを中心に活躍するデザインユニット、ドリルデザインが手がけたものだ。

   美しく、楽しく、ユーモアあふれる、おとなのための文具の数々。もちろん、こどもたちにも喜ばれている。

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