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夫婦そろって自分よりも相手のために保険加入「おもいやり夫婦」

配偶者の健康に対する関心はかなり高い
配偶者の健康に対する関心はかなり高い

   保険に加入する理由は、夫の8割以上が「妻のため」、妻の約7割が「夫のため」であることが、インターネット調査会社のマーシュの調べでわかった。11月22日の「いい夫婦の日」を前に、同社は「健康と備えに関する意識調査」を実施。夫婦ともに「自分のため」「子どものため」を抑えて、お互いを思いやる気持ちが表れた。

   調査は2009年9月に、首都圏と関西圏に住む20歳代~60歳代の男女各500人に聞いた。それによると、「自分の健康に不安を感じる」割合は夫が64.1%、妻が71.3%だったのに対して、「配偶者(夫)の健康に不安を感じる」割合は夫が67.6%、妻は83.6%を占めた。

   夫婦がお互いの健康を案じているようで、それも妻が自分の健康よりも夫の健康を心配しているようすがうかがえる。

   また、「入院や手術を伴う病気になった場合に不安に思うことは」の問いに、夫婦とも「治療費などの出費」が1位にあがった(男性80.5%、女性84.8%)。「ガンなどの重い病気になったとき、治る見込みがあるのであれば高い治療費でも受けさせたい」と考えている夫は90.4%、妻も91.3%がそう考えている。

   多くの夫婦がお互いに先進医療など高額な治療を受けさせたいと考えている中で、金銭的な備えをしている人は男性が35.3%、女性が40.0%にとどまることも、今回の調査でわかった。高額な医療費への備えを保険でまかなおうと考えている人は9割を超す。お互いがお金の心配をかけさせまいと、保険に加入しているようだ。