2024年 3月 19日 (火)

グラミー賞4部門を受賞 スタイル抜群T・スウィフト

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

テイラー・スウィフト
『フィアレスープラチナム・エディション』
CD+DVD
UICO-1180
3000円
1月20日発売
ユニバーサル インターナショナル


   いささか時を失した感もあるが、グラミー賞の話を一つ。今年はビヨンセ、レディー・ガガが本命、対抗で、カントリー畑のテイラー・スウィフトがどう絡んでくるか…といった予測がされていたが、蓋を開ければビヨンセは女性アーティストとしては過去最多の6部門を獲得、予想の範囲内だったが、レディー・ガガは2部門受賞に留まった。注目されたのは最も重要な賞ともいえる最優秀アルバム賞を含む4部門を受賞したテイラー・スウィフトだった。受賞スピーチの愛らしさで、人々の気持ちを一気にわしづかみにしたようだった。20歳という若さ、抜群のスタイル、可愛らしさ…仕様がないか…。

   そのテイラー・スウィフトが08年11月にリリースした2枚目のアルバム『フィアレス』は、2009年に全米で最も売れたアルバムだったが、グラミー賞のお墨付きまで獲得したことに。そして、人気は世界レベルに。

   先見の明があったというべきか、日本へはこの2月、まさに今来日中で、予定されたコンサートは即日ソールドアウト。この来日に合わせて用意されていたのが、今回紹介する『フィアレスープラチナム・エディション』。既発の通常盤CDプラス新曲が6曲、さらにDVD(6本のプロモーション・ビデオや撮影風景、ツアーのメイキングなどを収録)をプラスしての、テイラーの魅力満載のアイテムになっている。

   テイラーの魅力の一つは、等身大の目線で作るオリジナルの詞・曲だろう。『フィアレスープラチナム・エディション』もほとんどが彼女自身の作詞・作曲。

   そういえば、2月10日に映画『バレンタインデー』のサントラが発売されているが、彼女自身が映画に出演しているという事もあって、この中にもテイラー・スウィフトのオリジナル曲が2曲収録されている。

   話は変わるが、彼女の活躍でふと思い出したのが、オリビア・ニュートン=ジョン。

   70年代の前半、テイラーと同じく、愛らしいルックスとカントリー系の素朴な路線で人気を集めたオリビア。74年にはシングル「愛の告白」が全米No.1になり、大ブレイク! この年度のグラミー賞「最優秀レコード賞」「最優秀女性歌唱賞」に輝いた。その後、78年にはジョン・トラボルタと共演したミュージカル映画『グリース』が大ヒット、サントラから『愛のデュエット』、『愛すれど悲し』(アカデミー賞歌曲賞候補!)、『想い出のサマー・ナイツ』とヒットを連発、81年にはディスコブームど真ん中の「フィジカル」をリリース、10週連続ビルボード・チャートNo.1、82年度の年間チャート1位という爆発的ヒットを記録した。

   オリビアとテイラー、なんとなく重なって見えます……。

                                               

加藤 晋

【CD収録曲】
1. ジャンプ・ゼン・フォール(新曲)
2. アンタッチャブル(新曲)
3. フォーエヴァー&オールウェイズ(ピアノ・ヴァージョン)
4. カム・イン・ウィズ・ザ・レイン(新曲)
5. スーパースター(新曲)
6. ジ・アザー・サイド・オブ・ザ・ドア(新曲)
7. フィアレス
8. フィフティーン
9. ラヴ・ストーリー
10. ヘイ・スティーブン
11. ホワイト・ホース
12. ユー・ビロング・ウィズ・ミー
13. ブリーズ feat. コルビー・キャレイ
14. テル・ミー・ホワイ
15. ユーアー・ノット・ソーリー
16. ザ・ウェイ・アイ・ラヴド・ユー
17. フォーエヴァー&オールウェイズ
18. ザ・ベスト・デイ
19. チェンジ
【DVD:ミュージック・ビデオズ】
1. チェンジ
2. ザ・ベスト・デイ
3. ラヴ・ストーリー
4. ホワイト・ホース
5. ユー・ビロング・ウィズ・ミー
"オン・ザ・セット" 
ビハインド・ザ・シーンズ・ザ・ミュージック・ビデオズ
6. ラヴ・ストーリー
7. ホワイト・ホース
8. ユー・ビロング・ウィズ・ミー
アディショナル・プラチナム・コンテント!
9. フィアレス・ツアー2009 
フォト・ギャラリー
10. フィアレス・ツアー2009
ファースト・ショウ・ビハインド・ザ・シーンズ
11. CMT アウォーズ "サグ・ストーリー"feat.T-PAIN




◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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