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大自然の中で成長する子どもたち、『ユネスコキッズ』第2弾開催

知床イベント時の子どもたち。双眼鏡から見る光景に何を感じる?
知床イベント時の子どもたち。双眼鏡から見る光景に何を感じる?

   小学生のための世界自然遺産プロジェクト『ユネスコキッズ』では、「ユネスコキッズ体験授業in知床」を、2010年9月18日~20日に開催した。これは、旭山動物園(北海道・旭川市)が恩恵を受けている自然に恩返しをしようと立ち上げた「恩返しプロジェクト」(2010年8月から実施中)との連動企画で、第1弾は通常非公開のバックヤードにおいて動物たちへのエサやりや、旭山動物園・坂東園長らによる特別公開教室、クイズ大会などが行われている。

   第2弾の今回は、同動物園の飼育展示係から知床の生態系の話を聞いたり、「知床100平方メートル運動」の森を実際に歩いて観察。また、子どもたちの体験をまとめた「知床の森新聞」も作成した。

   参加した親子からは、

「シカによって生態系が壊れているということを実感した。今後、子どもたちが、知床や日本の自然、世界の自然をどう守っていけるのかを感じさせる良いきっかけになったと思う」(親)
「今までは世界自然遺産はきれいで問題がない場所だと思っていたけど、そうではなかった。その問題を意識して生活していくことを心がけるようになった」(子)

といった声が聞かれた。