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「社員第一」こそ成功の秘訣 成長続けるEC studioマジック

こんな会社で働きたい!
こんな会社で働きたい!
「会社に電話がない。顧客に会わない。上司は怒らない。10連休が年4回。全社員にiPhoneを支給。それでも売り上げが毎年140~200%で成長。そして、社員満足度日本一」

   こんな会社が果たしてあるのだろうか、と疑問を抱くのは当然だろう。だが、実際にある。山本敏行氏が代表取締役を務める「株式会社EC studio」だ。「IT経営で日本を、世界を変える」をモットーに、社員第一主義を採用しながら、顧客満足も同時に実現させた。山本氏は、2010年12月2日にソフトバンククリエイティブから発売された新刊本『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』(著・山本敏行)で、その理由を説明している。

   同社は、「インターネットを活用できないことはしない」「株式公開しない」「他人資本は入れない」などの「しないこと14カ条」を掲げるとともに、「給料は高く・勤務時間は短く」や、緊急時以外は話しかけない「ノートーク制度」、定期的に各拠点の社員を2週間を目安に派遣する「遣唐使制度」など、非常識というかユニークなやり方で大きくなっている。

   こうした制度があるから儲かるのかもしれないが、逆に、儲かるための制度ともいえないだろうか。ムダを排除し、ITによって効率化を促進し、収入も含めて社員満足度の高い環境を用意する。語るのは容易だが、山本氏のように実践するのはそう簡単ではない。

   単行本、232ページ。定価1470円。