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「足りない1ピース」がケニアの食料支援に、「ラブケーキ」募金プロジェクト

「パティスリー アレグレス広尾」で販売されたラブケーキ
「パティスリー アレグレス広尾」で販売されたラブケーキ

   特定非営利活動(NPO)法人ワールド・ビジョン・ジャパンは、クリスマスシーズンにあわせ、2010年のクリスマス時期を中心に、パティシエ有志からの協力を得た「LOVE CAKE PROJECT(ラブケーキプロジェクト)」を実施している。同プロジェクトは、企画に賛同したパティシエたちが1ピース足りないホールケーキ(ラブケーキ)を作り、通常のホールケーキと同じ価格で販売。売れたケーキ1台につき、足りない1ピース分の金額を日本の民間援助団体「ワールド・ビジョン・ジャパン」に寄付し、お金はケニアで行っている食糧支援プロジェクトに利用されるというもの。首都圏から7人のパティシエが参加した2009年の初回に続く2度目の開催で、今回は20都道府県から110店舗となった。

   ケーキの仕様、価格、販売期間などは各店舗によって異なり、実施店舗はワールド・ビジョン・ジャパンのwebサイトで確認が可能。

   「クール・オン・フルール」の奥田勝さんは「ラブケーキを通じて、お客さんとの会話やコミュニケーションが生まれた。募金を集めて終わりではなく、1人ひとりが考えるきっかけになるといい」と話し、「パティスリー アレグレス広尾」の塩谷茂樹さんも「お菓子は夢のあるもの。だからこそ、それで何かの役に立てれば職人としてうれしい」と声を弾ませている。