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税制改正でFXユーザー6割「商品乗り換えも検討」

   FX税制改正が2012年1月に施行されることを受け、ジャパンネット銀行は全国の取引所FXユーザー、店頭FXユーザーの男女473人を対象に調査を実施した。

「改正知らない」60.4%も、86.1%は好印象

取引所FXユーザーの60.2%「新たなFX商品の購入を考えるユーザーが出る」
取引所FXユーザーの60.2%「新たなFX商品の購入を考えるユーザーが出る」

   今回の改正は「店頭FX」でのFX収入に対する税率を、「取引所FX」(くりっく365、大証FX)と同じ一律20%にするものだ。FXユーザーの60.4%が改正の内容を「知らなかった」が、詳細を聞くと86.1%は「よい制度だと思う」と好感触を示した。

   改正の影響について、「世のFXユーザーは、現在取り引きを行っている以外のFX商品の購入を検討すると思うか」と尋ねると、56.2%は「検討すると思う」と答えた。特に取引所FXユーザーでは、「乗り換え」増加を見込む人が60.2%と多かった。取引所FXユーザーが商品を乗り換えるときの決め手としては「手数料・スプレッドがお得であること」が66.1%と最多で、「安心・信頼して取り引きできる」が45.9%と続いた。

「円高まだまだ進む」72.1%、60円台の予想も

   それにしても、今後相場はどう動くのか。FXユーザーの72.1%は、2011年10月31日に「1米ドル=75.32円」を記録した「円高」が、今後1年さらに進行すると予想する。15.0%は「60円台後半」も視野に入れるなど、2012年も予断を許さない状況が続きそうだ。

   ジャパンネット銀行では2006年3月からFXの取り扱いを開始し、2011年12月12日~2012年2月29日にかけては新規口座開設者を対象に最大10万円のキャッシュバックキャンペーンも実施している。