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「自分に合った水」の選び方とは? 各分野の専門家による「水と生活プロジェクト」が発足

   東日本大震災後、安全志向の高まりにより飲用水への関心が高まってきている。各メーカーが参入し、宅配水やミネラルウォーターの市場は急拡大している。

   各メーカーの水が並ぶ中、「自分に合った水の選びの大切さ」の啓発活動を行う「水と生活プロジェクト」は2013年6月5日、都内でにて「今から始める水の選び方セミナー」を開催した。

「世界一受けたい授業」の藤田名誉教授が安全な水の選び方を講演

セミナーで講演をする藤田紘一郎名誉教授
セミナーで講演をする藤田紘一郎名誉教授

   「水と生活プロジェクト」は、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)などにも出演した東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授が呼びかけ、6月1日に発足され、各メーカーが続々と水市場へ参入する中、水に関する正しい知識がないまま飲用水を選んでいる人に、自分にあった飲料水の選び方などの情報発信を目的としている。

   今回のセミナーはプロジェクト発足を記念して開催され、安全安心、健康を意識した水の選び方のポイントが紹介された。

   藤田教授によると、水は大きく分けて水道水、天然水、RO水+ミネラルの3種類がある。「RO水」とは、逆浸透(RO)膜を使って不純物をろ過し限りなく純水に近い水のことだ。それぞれの水の違いについて説明した上で、体にいい水の条件とは5つあり、「バランスよくミネラル分を含んでいること、非加熱殺菌であること、弱アルカリ性であること、活性酸素をおさえることができること、有害物質を含まないこと」と語った。また安全な水の選び方について「水の知識を正しく理解し、自分に合った水選びをしましょう」と説明した。

   またミネラルウォーター専門スクール「AQUADEMIA(アクアデミア)」の校長を務めるアクアソムリエの山中亜希さんは水の妊婦や乳幼児への影響、美容に与える影響について講演。「妊婦や乳幼児は特に良質の水を選ぶことが大切」と語った。