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メルセデス・ベンツの新型「Cクラス」 7年ぶり全面改良で「部分自動運転」実現

   メルセデス・ベンツ日本は2014年7月11日、7年ぶりにフルモデルチェンジを行った新型「Cクラス」を発売した。メーカー希望小売価格は419万~644万円。

先代比で約70キロ軽量化

新型「Cクラス」
新型「Cクラス」

   「アジリティ(優れた走行性能)&インテリジェンス(知能)」のコンセプトに基づき、素材選びから設計、製造工程に至るまであらゆる部分に最先端技術を投入したモデル。

   製造工程では、重ね合わせた鉄とアルミの板に高速でリベットを打ち込むことで、素早く強固に接合するImpAct(Impulse Accelerated Tacking)接合方式を採用。ボディーシェルのアルミニウム使用率を約50%と高めながら、高張力鋼板などを適材適所に組み合わせ、先代比で約70キロの軽量化を実現した。また、新開発の4リンク式フロントサスペンションにより、コーナリング時のグリップが大幅に向上し、俊敏な走りが可能となっている。

   安全面では、フラッグシップモデルの新型Sクラスに導入された安全運転支援システムの多くが、新型Cクラスにも搭載された。「インテリジェントドライブ」と総称されるこれらの機能の土台となるのは、クルマの周囲360度をカバーする複合的なセンサーシステム。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは、最大500メートルの範囲で大まかな様子をモニター。さらに、2つのカメラと6つのレーダーセンサーが車両や歩行者を検出し、状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする「部分自動運転」を実現したという。この「部分自動運転」機能は、新型Cクラスの「レーダーセーフティパッケージ」搭載車で提供される。