2024年 4月 19日 (金)

まるでメッシ、堂安のゴール! U20W杯、日本が決勝T進出

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   サッカーのU-20日本代表が2017年5月27日、FIFA U-20ワールドカップのグループD最終節でイタリア代表と対戦し、前半7分までに2点を奪われる苦しい立ち上がりから2-2の引き分けに持ち込み、決勝トーナメント進出を手繰り寄せた。

   初戦の南アフリカ戦で決勝ゴールを挙げたMF堂安律(ガンバ大阪)がこの日もキレのある動きを見せ、その立役者となった。

FIFA「スペシャルなゴールだ」

   堂安は前半22分、MF遠藤渓太(横浜F・マリノス)が左サイドからゴール前に上げたクロスに足裏で合わせて、相手GKの股下をくぐり抜ける形でボールを流し込んだ。

   さらには後半5分、中央右寄りでMF市丸瑞希(ガンバ大阪)の縦パスを受けると、前を向いてドリブルを開始し、ペナルティーエリアの密集地帯に切り込んだ。相手DFに体を寄せられても、1人、2人...と抜き去ると、左足でシュート。ボールは相手選手に当たり、コロコロっとゴールマウスへ吸い込まれた。試合後のインタビューで、堂安は「あれは自分の特長なので、良かったです」と2点目の得点シーンを振り返った。

   FIFAの公式サイトは、堂安の2点目を「スペシャルなゴールだ」と驚きを持って伝え、公式ツイッターは「これだから彼は日本のメッシと呼ばれるのだ!」と賛辞を送った。日刊スポーツ28日付によると、西野朗技術委員長も「マラドーナかメッシを見ているようだった」と絶賛したという。

   日本は前節のウルグアイ戦で、絶対的エースの小川航基(ジュビロ磐田)を負傷で失った。小川がスタンドで試合を見守る中、堂安は2点目の得点後、スタンドに向けて小川のユニホームを掲げたという。「今まで一緒に戦ってきた仲間なので、あいつの分まで頑張るという気持ちでピッチに立ったので、決勝トーナメントに行けてホッとしています」(堂安)。

   その小川は28日朝、インスタグラムで「ここで離脱というのは本当に本当に悔しいです」とチームからの離脱を報告し、

「しかし僕はもう切り替えました!!僕はたくさんの人に支えられてサッカーをしているんだなと感じます。ここを乗り越えてレベルアップして必ずまた代表という舞台に帰ってきたいと思います!そして東京オリンピックで絶対活躍します!!!」

と復活を誓った。

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