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とくダネ!
ボクは前から注目していた…小倉智昭はとにかく目利きである。たとえば、あるアーティストが話題に上ったとしよう。「音楽が大好き」な小倉は、ほぼ確実に「ボクは前から注目」しているのである。今日の放送を見てわかったのだが、第49回グラミー賞で主要3部門を受賞した「ディクシー・チックス」もまた、「ボクは前から~」節の例外ではなかった。 ここでの問題は、まず「前から~」の「前」がいつなのか視聴者にはわからないし、後出しなので、たしかめようもない、ということだ。次からは証拠をしめしてはどうだろう、初来日公演のチケットとか。 しかし、もし小倉がディクシー・チックスにはやくから注目していたことが事実だとしても、だからなに?感は依然として残る。小倉の話は、ただただ、アーティストを出汁にした目利きのボク、ニワカでないボクのアピールで終わっているのだ。 この手の人は実生活でもけっこういる。友人と、あるアーティストの最新アルバムの話で盛り上がっていると、「あー○○なら、ボクはファースト・アルバムから買ってるけどね」と言ってくるタイプ。いや、いま最新アルバムの話なんで、あんたがいつから買ってるかはどーでもいいですよー、と言いたくなる。 こういう音楽ファン(だとしたら)は嫌われる。小倉さん、ご用心を。 「安倍さんが行って、ムカムカした」東武東上線の踏切内に入った自殺志願者を助けようとして、急行電車にはねられ、重体となっていた警察官が死亡した。遺体は板橋署に安置され、安倍首相も弔問に訪れた。 VTR後、小倉に話を振られた室井佑月は「あんなに大人数の人に惜しまれて、本当にいいお巡りさんなんだと思う」とコメント。ここで終わるのかと思ったら、アンチ安倍の室井は続けた。 「だからこそ、安倍さんが(弔問に)行って、ムカムカした」と矛先が安倍に。「人気取りの材料みたいにして…ヒドいと思うよ」と酷評。さすがの小倉もこの急展開についていけなかったのか、だんまりを決めるなか、やや遅れて笠井信輔アナがフォローに入る。 「(安倍は)心から行きたいと思ったのかもしれませんが、一部の人からはそう見えてしまうのかもしれません、いまの政治状況では」と、どちらにも配慮する気配りで、なんとか引き取った。 Newsweek日本版編集長・竹田圭吾のボソボソしゃべりはどうにかしてほしい。テレビなんですから。置物のように鎮座していた前田忠明とあわせて、番組が暗くなっていた。 文 ボンド柳生
| 似顔絵 池田マコト
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