想定外の3歳児が赤ちゃんポストに。この話題で白熱したトークになった。目を引いたのは高木美保のハンカチで涙をぬぐう光景だ。
「うちにもいたんです。2、3歳の子が大人に背中を向けて、部屋のはじっこで小さい声で泣いているんです。そんな子どもがいることを知ってほしいんです」
詳しい事情はわからない。はっきりしていることは、彼女の周辺に親と離別した子どもがいて、その子が隠れるようにひっそりと泣いている光景を見た。
捨てられた子どもの記憶についての話題になって、彼女は思い出し泣き・・・
番組の切り口は、赤ちゃんポストに一定の記憶がある3歳児が預けられたが、想定外だった。と同時にこのケースの発生で、問題が新展開となった――。
この3歳児の記憶にある自分の名前や「福岡から新幹線で来た」などを手がかりにして親さがしをするべきなのかどうか。
「親は自分が誰かを知ってほしくはないから捨てた。だとすれば匿名が前提になるわけだから、プライバシーにかかわるし(これ以上)報道しなくてもいいのでは・・・」(小倉智昭)。「もともと反対だったので、複雑な問題です」とつけ加えた。
赤ちゃんポストの設置の是非をめぐって論争は尽きない。しかし、現実には「親に捨てられた記憶を持つ子」が想定外として表面化した。
いちいちその都度ニュースになる。とくダネ!でもこのように報道しているのだからナンセンスではある。「やっかいなペット捜しになってほしくない」(小倉)・・・・これは報道する側の問題。
その一面、ゲストが涙したこのような事例があちこちにあるのは事実だ。テレビ番組であれこれ話し合うのは決してマイナスではない・・・