いかにも北海道産でロマンチックなイメージの人気おみやげ商品だった「白い恋人」。過去形になるのは、製造販売元の石屋製菓が賞味期限を改ざんして販売。生産休止。店頭から製品が撤去された。
長年にわたって北海道みやげのチャンピオンだった。Uターンラッシュを迎えてごった返す新千歳空港では「残念だわ。いつも買って帰って喜ばれたのに」と落胆する声があちこちから聞かれた。
旭川、函館、帯広、女満別の各空港の売店では「看板商品だったのでねぇ。代わるもの?夕張メロンのゼリーかな」
札幌のデパートでは売り場から「白い恋人」が消えた。全国のデパートや物産展にも波及しようとしている。
「ミートホープ社といい、北海道は打撃を受けています。せっかくのお盆休みの時期なのに、ぼくとしてもショックですよ」北海道出身の加藤浩次は嘆く、嘆く。
昨日の記者会見でも石屋製菓・石水勲社長は「自分は知らなかった」――これにテリー伊藤が疑問視する。
「知らないはずはないと思う。4日間の自主営業停止はゆるいですよ。ミートホープも最初はこう言ってましたよ。いくら何でも4日間はない。いずれ保健所が入ってくるだろうから今後営業停止になる可能性大ですよ」――さらば白い恋人。
どぎまぎして擁護に回ろうとする加藤浩次のコメントは言葉にならなかった。「多くのフアンがいただけに残念です」阿部哲子アナがあっさりとしめくくった。