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松坂に厳しい米メディア「最低限の仕事をしただけ」

   松坂大輔のボストン・レッドソックスがワールドシリーズに進んだ。第3戦で負け投手になり米国メディアからバッシングを浴びていた松坂だが、逆境に強いところを見せて5回を2失点におさえ、勝ち投手になった。

大輔はこんなもんじゃない

   「最後自分に回ってきて、勝ててよかった」と試合後にホッとした表情を見せた松坂。シーズン終盤やポストシーズンでは不調に苦しんだ。「とくダネ!」によれば、その原因は日米の野球環境やレベルの違いにあるという。

   日米の違いはメディアにもあらわれている。今朝の日本のスポーツ新聞の一面は、“独自路線”のデイリーをのぞいてどこも松坂一色だが、米国のメディアはほとんど無視状態。地元紙ボストン・ヘラルド紙も「ダイスケは最低限の仕事をした」と厳しい評価だ。

   「大輔はこんなもんじゃないというところをボストンの人たちに見せてあげたい」と小倉智昭は言う。だが松坂がその力を米国で認めてもらえるかどうかは、次のワールドシリーズでの活躍いかんにかかっている。

   そのワールドシリーズ。日本では、松井稼頭央のロッキーズとの「日本人対決」ということで盛り上がっているが、ニューズウィーク日本語版編集長の竹田圭吾がチクリ。

   「いまロッキーズの選手は、松井選手のところにいって、松坂の一番嫌がることはなんだと聞いていると思う」

   松坂にとって“夢のゲーム”はこれまで以上にタフな舞台となりそうだ。