羽賀研二の「絶品テクニック」
詐欺と恐喝未遂に問われているタレントの羽賀研二の初公判がきのう(1月31日)、大阪地裁であった。レポーターによると、出廷した羽賀被告はげっそりとやつれて髪ものびたまま。革ジャンだけがタレントの面影をのこしていたという。
この事件は2001年1月。羽賀が医療コンサルタント会社の未公開株を、相場の3倍の値段で知人に売りつけ、損失の返済を訴える知人を元ボクサーらがホテルで脅して、約4億円の借金を棒引きして2000万円で済ます確認書にサインさせたというもの。
しかし、羽賀は法廷では、株は先方が売ってくれといった、ホテルのことは知らないとして、無罪を主張した。タレント活動を通して終始金銭トラブルといいわけに明け暮れた男は、全く変わっていないようだ。
赤江珠緒は「借金は返したと言っていたはずなのに」
山口一臣は「彼にだまされた人たちの話をきくと、彼は本当に話が上手で、人からお金を引き出すのがうまい。その才能をまともに使えば大成していたと思うんだが」
大谷昭宏は、「事件としてもあまり筋がよくない。株譲渡書が被害者に有利になっていたというから、初めから返す気もなかったんじゃないのか。それより、いま暴力団と芸能界の結びつきが再びズルズルになりつつある。警察としてはこれは絶対に許さない、という並々ならぬ捜査側の意図がある」という。
赤江は「どうしてこんなお金が必要なのか」
大谷「そう、それもありますね」
裁判は5月の上旬に結審するという。才能の使い道を誤った男や哀れ。