新聞の記事などから、トピックを拾い出して論ずる「スッキリ・タイム」。宮崎哲弥が、きょうの東京新聞の記事「将来の病気がわかる 遺伝子検査の現状と課題」というのをとりあげた。遺伝子研究はもうそこまでいっている。が、人間が対応できるのか、というお話だ。
「遺伝子を調べると、将来病気になるかどうかがわかっちゃう時代になってきた」と宮崎。
加藤浩次が「え? どういうことですか?」
宮崎「遺伝子は、生命の設計図といわれている。これを調べると、ハンチントン病とか糖尿病、筋ジストロフィー、ガンなどになる可能性がわかるというんです。そこで、心のケアをどうするか」「昔、映画があったでしょう。遺伝子によって餞別されるという。極論すれば、ガンの発症確率60%とでてきたらどうしますか」
加藤は「40%を信じますね」と素晴らしい答え。テリーもうなずく。
テリー伊藤は「宗教にいくとか、犯罪に走るとかがおこるでしょうね」
宮崎「だから心のケアが必要になる」
香山リカも「発症前に診断して、治療ができるようになってから、ならいいのだけど」
テリー「知りたくないことまで知ってしまう」
宮崎「知らない権利というのをどう捉えていくかが重要になってくる」
加藤「知りたい人と知りたくない人があるでしょう」
宮崎「そこをどう分けるか。保険の問題なんか考えるとむずかしい」
香山「結婚だって、そういう遺伝子を持っている人はだめとか」
宮崎「就職だってありえますよ」
テリー「むずかしい」
いまをときめく占いの先生に以前、バーで出会って、わたしの手相を見て「アッ」といったので、「いわないで」と止めたことがあった。自分の将来なんか聞きたくない。しかし、ときどき、「聞いておいた方がよかったかな」と思う。それが人間だ。