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「せんとくん」の角が立つデザイン 反対派も動く

   「かわいくない」、「キモい」と物議をかもしたキャラクターの愛称が決定したという話題を、笠井信輔が得もりボードで紹介した。「大仏くん(?)」の頭に鹿の角が生えている、すっかりおなじみとなった平城遷都1300年記念祭のキャラクターである。もっとも、制作者の薮内佐斗司・東京芸大教授によると、角の主は「仏さんではなく、これは童子です」とのこと。

ますます有名に……

   記念祭事業協会が愛称を募集したところ、全国から1万4539件の応募があったそうで、7割が奈良県外からだったという。「もめたことで宣伝になっている」(笠井)のだろう。

   応募作の中味は――最も多かったのは鹿をイメージしたもので6401、以下奈良、仏、童子、遷都の順。なかから変わりダネを拾うと、「しかぼうず」「鹿男」「あをによっしーくん」「ならこいぞう」「つのっこりん」「ホットケン」「ナラシカオ」「Hey!城太郎」などなど。ちなみに、番組のコメンテーター、デーブ・スペクターも応募したらしく、彼の作「お奈良くん」はスタジオの失笑を買っていた――トップスリーは、「せんとくん」「ナントくん」「ブッカ」と並んだが、結局、事業協会が選びだしたのは「せんとくん」。

   しかし、これで一件落着ではなく、キャラクターそのものが気に入らない反対派の「クリエイターズ会議・大和」の方は、新キャラを公募するのだという。「遷都」ともなると、一筋縄では行かないらしい。

   笠井「ますます有名になるキャラクターでしょう」

   小倉智昭「価値が高くなりますね」